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◎展示までの流れ
展示開始までの準備の様子を紹介します。 |
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1.実測をしました
個々の古瓦の考察を含め、瓦の断面図の作成を行いました。
1.文様を基準にして、瓦を方眼紙にすえ、方眼の入った三角定規を立てて、空間にも方眼を組み、それを基準に何cmという形で測っていきます。大きさを測るのはもちろんのこと、割れた断面にみられる粘土の重なり方や、表面に残るヘラの動きなどから製作技法についても観察します。
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2.三角定規の他に、型どり器の「真弧(まこ)(細かい点は万能ではありませんが)」(左)、断面の厚さをみる「キャりパー(空港の機内持込荷物検査に引っかかりやすい)」(右)なども随時使います。
いろいろな道具を使って、真の線を導き出していきます。 |
3.できた図は、ロットリングペンできれいに浄書します。
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2.拓本をはじめました
古瓦の実測図と共に、文様を解りやすく紹介することも含め、瓦の拓本を始めました。
資料を痛めることのないよう、湿拓(しったく)という方法で、とっています。 |
1.画仙紙を瓦の大きさに切り、水を含ませた綿を使って瓦の表面に貼り付けます。
空気が入ってしまわないよう、紙がやぶれないよう、どきどきしながらの作業です。
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2.半乾きになるのを待って、タンポで丁寧に拓墨を入れていきます。
乾き具合は、墨がのり方などに影響し、インスタントラーメンと同じで、頃合が大切です。
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3.細かいところは小さな道具を使って、濃い所と薄い所のないように全体の濃さを調整します。
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 4.出来上がり。
黒と白のコントラストが文様を正確に伝えてくれます。
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3.写真撮影および現像をしました
個々の古瓦の質感を大切にして、瓦の写真撮影から現像まで手作業で行いました。 |
1.瓦1点1点を撮影台の上で撮影します。
瓦の立体感を伝えるため、ベタ置きではなく、陰影が少しでるようにしました。
もちろんピントには、細心の注意を払います。
今回は、35mmISO100のモノクロフィルムで撮影しました。
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2.撮影を終えたフィルムは、博物館の暗室で現像しました。
フィルム現像は、失敗するとこれまで撮ってきた写真が全て無駄になってしまうため、気を使います。
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3.フィルム現像を終えて、2日がかりで、印画紙への紙焼き現像を行いました。
図録の写真用に、同じ大きさで焼いています。
同じコマを焼いても、一瞬一瞬で違うように焼くことができます。
喜怒哀楽の様々な表情のようです。
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4.でき上がった写真は仕上げ剤につけ、1日乾燥させて完成です。
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4.考古資料展の図録を刊行します。(2006.09.20) |
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企画展開催まで日にちが迫ってきました。
10月2日から11月22日の『考古資料展1 日本・中国の古瓦』開催にあたり、1から3で紹介した作業を基に、実測図、拓本、写真観察表を付した館蔵古瓦の図録を刊行します。
巻末には古瓦、屋根、建築部材に関するコラムを掲載しています。
図録は来館された見学者の方々に先着順にお配りする予定です(限定2000部)。
ぜひ会場に足をお運びいただき、写真や拓本と実物と見比べながら、展示をお楽しみいただけたらと思います。
☆概説・コラムのラインナップ
1.古瓦の世界
2.古瓦の製作技法
3.所蔵古瓦の文様
4.絵図・文献からみた江戸時代の曹洞宗寺院の屋根
5.明治・大正初期の校舎の屋根
6.歴史的建造物「耕雲館」の玄関タイル
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5.考古資料展1 「日本・中国の古瓦」はじまりました(2006.10.02) |
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いよいよ展示がはじまりました。
館蔵の古瓦は博物館2階の企画展示室で公開しています。
2階にはホームベース状の小さな展示室が4室あり、順に「瓦の基礎知識」、「寺院出土の古瓦」、「所蔵瓦の文様」、「中国の古瓦」で構成しています。
今回は、古瓦資料自身をしっかりと見ていただけるよう、心がけて展示をいたしました。 
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6.考古資料展1 「日本・中国の古瓦」無事終了しました(2006.11.24) |
約2ヶ月の展示期間を終え、今回の展示も無事終了しました。
会期中来館していただいた方々や各種行事等に参加していただいた方々、ならびに展示についてさまざまな形で支えてくださった多くの方々に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
おかげさまで来年度「考古資料展2」の開催も決定し、現在新たな企画で準備中です。ご期待ください。
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