第1に,カリキュラムは特定の狭い分野に限定せず,経済理論,経済史,経済政策という基礎分野から,日本経済,国際経済,財政,金融,情報,統計,人口,企業,教育,地域経済等の応用分野,租税法,会計学特講など資格取得と結びつく実践分野まで広範な科目を配置し,多様な教育研究ニーズに対応できるよう配慮しています。経済に対する広い視野,バランスのとれた思考,問題解決の多様なアプローチを身につけることができます。
第2に,すぐれた研究業績と教育経験をもつ多数の教員により徹底した少人数教育がおこなわれます。修士課程では入学定員10名に対して専任教員27名,客員教員2名が教育と研究指導を担当しています。経済学のほとんどすべての分野の研究指導が可能であり,自分のテーマや課題にふさわしい指導教員を見つけることができます。
第3に,多様化する研究教育ニーズに的確に対応するため修士課程にコース制が導入され,目的に応じて体系的,効率的に学ぶことができます。
⑴ 研究コース
大学院の従来からの目的である大学や研究機関の研究者育成を目的とします。また,専修教員免許の取得(中学:社会,高校:公民),高度な職業的専門知識や,社会経済に関する広い視野や知識を得たい実務家や企業経営者にも適したコースです。生涯教育として経済学や経済問題を研究する社会人も受け入れます。
⑵ 税制・財務コース
税理士の資格取得だけでなく,実務の背景にある経済についての広い視野と知識の習得をめざします。税法に属する科目で学位を取得し,国税庁の修士論文審査を経ることで,税法の試験科目免除を受けることが可能です(詳細は国税庁ホーム・ページで確認してください)。このコースの入試には外国語科目はありません。
⑶ キャリアアップ・コース
社会人の再学習コースです。ビジネス・パーソン,企業経営者,専門資格保持者等の高度専門教育のニーズに応えます。現職教員や教職免許をもつ社会人の専修教員免許取得も可能です。修士論文ではなく「課題研究」(リポート)で修士の学位が取得できます。入試は面接のみであり,平日夜間開講科目や土曜開講科目も実施されています。