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地理B
■ 出題の基本方針
出題にあたっては、高校で学習した内容のなかから、基本的な事柄が正しく理解されているかどうかを問う問題を出題するようにしています。細かな記憶を問うような問題は出題されませんが、もちろん、まったく記憶の必要がないということではありません。重要な事柄や地名に関する理解をもとにして、問題をよく読んで考えれば、解答が導き出せるような問題を出題しています。
■ 問題の形式
問題の形式は、文章による設問の他に、図表や写真による設問もあります。特に、地形図などの地図を用いた問題や、統計表やグラフに関する問題の出題頻度は高くなっており、図表を読み取る力や簡単な計算の力が試されます。解答の方法は、マークセンス方式が中心ですが、例年1~2割程度の記述式問題も出題されています。これは、地理においてとりわけ重要な地名や用語を、正確に記憶しておいてほしいためです。また、短文や図による解答が求められることもあります。これは地理的な見方や表現力を問うための問題ですが、教科書の文章や資料を読むことに慣れていれば、決して難しくはありません。
■ 出題傾向と対策
地理の学習分野を大きく分けると、自然環境のしくみを見ていくもの、文化・社会や産業を中心に見ていくもの、地域や国を単位として見ていくものに分けられます。しかし、それらは独立したものではなく、お互いに関係しあっています。したがって、問題も特定の分野に偏ることなく出題されています。
とくに、いろいろな事柄がお互いに密接に関係しているということを理解しているかどうかは、よく問われます。例えば、ある地域の気候はその地域の土壌に大きな影響を与え、また気候と土壌に影響されて植生も変わってきます。当然、その地域で行われる農牧業もその影響を受けることになり、地域の経済活動や貿易とも無関係ではなくなります。このような考え方を通して解答を導き出すことこそ、出題者が求めていることなのです。すぐにはわからない問題があったとしても、関連した事柄を考え合わせていけば、必ず解答できるはずです。前後の設問や図表のなかに、ヒントがかくされていることもあります。
また、そのような考え方の応用として、現代の世界が直面している諸課題について問われることもあります。最近テレビや新聞で話題になっていること、例えば、環境問題や自然災害、地域問題や国際関係など、地理に関連したニュースにも日頃から関心をもっていてください。
■ 学習の方法
地理は、世界の人々がそれぞれの地域の中で、他の人々や環境と関わりながら、どのような暮らしをしているかを学ぶ科目です。学習にあたっては、上で述べたような関係性につねに注意をはらっておくとよいでしょう。はじめは面倒な気がするかもしれませんが、一つのことが理解できれば、ほかの事柄の理解が容易になり、次々と頭に入るようになるはずです。
学習する時は、教科書や参考書のほかに、必ず地図帳と統計表を机の上にひろげておいてください。そして、教科書にでてきた地名や統計を地図帳と統計表で確認してください。例えば、都市名がでてきたら都市の位置や近くの経緯線、その都市が立地したり面したりしている平野や海、河川、山脈などを確認し、さらに気候や産業の特色などについても思い出してみるのがよいでしょう。同様に、ある国の農作物がでてきたら、統計表でその国だけではなく主要な生産国についても確認し、さらに貿易統計があれば、主要な輸出国・輸入国も見ておいてください。ただし、順位や生産量などの詳細な数値を暗記する必要はありません。
このような学習を積み重ねることで、地理の考え方を身につけられるはずです。
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