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当司法研究所は、平成20年4月に駒澤大学に付置された研究所です。その目的は、本学の教育理念「仏教の教義並びに曹洞宗立宗の精神」に則り、現代の自由社会に求められる「法の支配」を実現するために、司法に関する分析と研究を率先して行い、優秀で品位ある法曹を育成し、また育成した法曹の社会貢献を通して、国民の権利自由と正義を擁護し、現代日本の司法に資する事です。
現在の法曹養成について、司法試験合格者の質の確保、法科大学院教育における厳格な評価の実践、法曹人口の急激な増加による就職場所の開拓、法科大学院進学希望者の激減等という問題が浮上しています。これらの問題に関連し、法科大学院適性テストの一元化、全法科大学院を対象に法科大学院学生の定員削減等の改革が、いよいよ本格化してきました。日本における法曹養成システムである法科大学院制度が、見直しされているという評価もできるでしょう。あるいは、気の早い人は、失敗であったという人もいるかもしれません。
しかし、現代の日本社会に法律の専門家は必要不可欠であることに変わりはないのです。法的弱者の救済、法的専門知識の供給、信頼に足る法曹の身近な存在、法的正義の探求、そのための法曹や研究者の真摯な育成は、重要な課題であることに変わりはありません。私どもは、この高貴な目的のために、全身全霊で活動して参ります。
現在は、草創期であるため、様々な試みが模索されているところです。たとえば、優秀な裁判官・弁護士や学者の講演会を開催し、研究者中心の研究会も始めています。また、研究所で学修する研修員・受講者の中から、新司法試験合格者を多数輩出しています。さらには、駒澤大学出身法曹が連絡を取り合い、情報交換や後進の指導に当たってくれ始めています。徐々に、研究所としての連帯と発展が形になりつつあると思われます。
より多くの法科大学院修了生が、研究所に集い、さらに司法研究所を発展させていこうではありませんか。 |