駒澤大学は文系学部が中心の総合大学であることから、
入学する学生は自然科学の教養に欠けるきらいがある。
一方で、自然科学的な教養は現代社会を生き抜く上での必須事項であるといってよい。
そこで自然科学部門では、大学卒業までに、高校までの基礎知識の不足を補い、
かつ社会人として必要な現代的自然像や自然科学的な物の見方、
論理的思考方法などを身につけてもらうよう自然科学教育に取り組んでいる。
自然科学部門では専任教員6人と非常勤講師12人が全学部・学科、
全学年の学生約12000人を対象に教養教育科目自然分野の科目を担当している。
専任教員の専門分野は、天文学、地球物理学、地質学、生物学、化学、数学、
情報科学となっており、自然科学の各分野をバランスよくカバーしている。
自然科学部門が担当している教養教育自然分野のカリキュラムは、
大きく4つの内容に分けられる。
1つ目は自然科学の基礎的な分野を体系的に学ぶ伝統的な科目群
(「数学」、「物理学」、「生物学」、「化学」、「宇宙化学」、「地球科学」、
「人類学」、「コンピュータ基礎・応用」)であり、
2つ目は基礎的な知識を総合して様々な観点から地球環境問題を扱う応用的な科目
(「自然環境論」)、3つ目は小人数で生の自然に直接触れるような実習を含む科目
(「総合II(自然観察入門)」:
前期の講義と夏休みの富浦セミナーハウスでの実習からなる、隔年開講)である。
もう一つは、宇宙の始まりから地球の発展、生物の起源と進化、
人類の出現と環境問題の発生まで、
時間軸にそって複数教員が交代で講義することでトータルな自然像を描くことを目ざした科目
(「自然誌」)である。