就職氷河期:4年次ゼミ生、どこ行った・・・ 98.11.03 T.Takai
ここ2〜3年の傾向ですが、4年次ゼミ生の出席率低下は目に余るものがあります。状況の変化としては、
厳しい就職氷河期とあいまって、協定廃止で就職活動開始時期が早まったこと、さらに、新カリキュラムになって、
3年次までにほとんど卒業単位を充足させてしまう学生が増えたことが挙げられます。その結果、前期いっぱい就
職活動に専念して、授業に出ないのが当たり前、という雰囲気ができてしまいました。授業にならないので、前期
は閉店状態にしているゼミも多いようです(うちは、1人でも来る限り、開店していますが)。
さて、夏休みが終わって、就職も決まったはずの4年ゼミ生達、相変わらず出席は2〜3人という状態。我がゼ
ミでは10年来、4年次には卒業ゼミ論を課してきました。以前なら、前期の出席は減っても(それでも5割位は
出席していた)、9月からは、ほとんどのゼミ生が出てきてゼミ論に取り組んでいましたし、最終的に9割以上の
人は提出していました。それが当たり前だったのですが・・・。しかし、過去2年、出席率は述べたとおりですし、
ゼミ論提出も5割ないしはそれ以下という惨憺たる状態になっています。今年はもっと少なくなるのでは、と危惧
しています。
少数ですが、真剣にゼミ論に取り組んでいる4年生もいます。しかし、経営学部は卒論が必修でないこともあって、
面倒だと放棄してしまう人も多い。バイトには精を出すのに(親も薦めると言うからあきれる・・・)、授業は出席し
ない。試験になると、人のノートを借りて優をとったと自慢する。通称「楽勝科目」で単位を満たし、ゼミ論も出さ
ずに社会に出て行ってしまう。本当にそんなことで大丈夫だと思っているのでしょうか? 世の中そんなに甘くない。
学生時代を無為に過ごした「つけ」は、いつか、きっちり返ってきます。
安易に卒業させてしまう大学側にも問題はあるけれど、まわりに流されず、しっかりした目的意識を持って勉強す
るかどうかは、皆さん自身の選択の問題です。と言っても、ガリガリ勉強ばかりせよ、などとと言うつもりは毛頭あ
りません。遊びも、スポ−ツも、そして勉学も、学生時代にしかできないことは、力一杯やっておいた方がいいと言
っているだけです。少なくとも、このコラムを読んだ学生の皆さん、意識を高く持って、意義ある学園生活を送って
下さい。そして、プラスαの付加価値をつけて、自信をもって社会に巣立って下さい。
いやしくも最高学府の大学にあって、ゼミは学生一人一人が主体的に参加するもの。指導教員は、ゼミ生達の主
体的な勉学が効果的に実を結ぶよう、基礎的な素養を身につけさせ、またゼミ内の情報交換の場と環境を提供する
もの。できるだけゼミ生の自主性を重んじたい。そう考えてやってきました。しかし実態は、期待もむなしく、指
示しない限り決して動こうとしない「指示待ち人間」の方々が増え、さらに、「指示無視人間」すら現れて・・・
。
次年度以降、何とか我がゼミを建て直して行きたいと思います。こんな状況ですから、ゼミ生達の自発的勉学へ
の取り組みを待ってばかりもいられない。3年次生には、11月中にゼミ論をスタートしていただくことにしまし
た。進捗状況は、逐次HPで公開することにします。2年次生には、真面目な人が揃っているので、ゼミ合宿のリ
ーダー役として、企画段階から全体を引っ張っていっていただく。次年度のゼミ生募集に際しても、ゼミ論提出を
含め主体的にゼミに参加してくれることを前提条件としました(応募者数は例年の1/5に激減しましたが)。
今年の4年ゼミは、日本の経済と同様どん底状態。これでよいと思われては、2,3年次生に示しがつきませんので、出席も連絡もしてこない4年次生は、名簿から削除させていただくことにしました(消されたくない人は、次週
のゼミに出席すること)。
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↓
※ これを書いた翌週、4年ゼミの時間は8名出席。少しは効き目あった?
留学中の藤野さんと、前回まで出ていた加藤君を除くと、残りは7名。
早く連絡しなさい。
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↓ 11/17
Good Bye, Magnificent 7 ↓11/30
松尾君は、ゼミ論に取り組んでいて、ゼミ復帰 ↓
最終的なゼミ論提出者は7名
今年の4年ゼミは、出席改善 99.07.20
昨年の4年ゼミは、著しく出席率が低かったが・・・、今年は大分改善している。現在4年ゼミは、26名の大所帯だ
が、前期いっぱいで、(曲がりなりにも?)全員が、一通り
卒論の面談 を済ませた。毎週の面談者を含めた出席者は、少ないときで5、6名、多くて12、3名といったところ。相変わらずの
就職氷河期、3月くらいから学生一人当たり30、40社回るのが普通という状況下にあって、昨年同時期の毎回2、3
名以下の出席と比べれば、随分良くはなっている。
今年のメンバーは仲が良く、全体として明るくまとまりがいいのも好感が持てる。「説明会や面接とかち合わなければ、
ゼミに出席する」という、最低限のことを守ってくれる人達は、戻ってきた。ただ、
卒論への取り組み
の方は、皆さんまだまだ不十分。こちらは夏休み以降、しっかり頑張っていただくことにしましょう。
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'99年度ゼミ論発表会終了、論文提出率90%
2000.02.07
2000.2.1(火)、'99年度の最終ゼミ論発表会。年末から数えて3回、延べ11時間に及んだ発表会もこれですべて無事終了。今年は、卒業年次ゼミ在籍者27名と過去最大でしたが、20組24名の皆さんが、論文発表および提出までこぎ着けてくれて、ともかくもほっとしています。
就職氷河期といわれるここ数年、顕著に現れた傾向ですが、3年次までは真面目に出席していたゼミ生が、
4年になると急に出てこなくなる。以前は、ゼミ在籍者のほぼ全員が提出していたゼミ論も、ここ数年は提出率激減。4年になる
と就職活動に奔走して、ゼミ論どころか、大学へ出てくることすらなくなってしまう。これは、どうやら我がゼミに限らず、他の
ゼミや他大学でも起こっていて、「大学生の学力低下」、ひいては「日本人のレベル低下」は、社会問題にすらなってしまいました。
我がゼミに限ってみても、個人主義のはきちがえか、ゼミ生組織としての連帯感も薄れてきて。特に去年は最悪、在籍者対比論
文提出者の「歩留まり」は50%以下にまで落ち込んでいました。
私、ゼミを預かる管理人としても、
「真面目さ、努力する気持ちを失って、駒大生に残された魅力って何なんでしょう?」
「社会性を失った人が、社会に出て、ちゃんと仕事ができる有為な人材となりうるのだろうか?」
などど、余計なお世話と思いつつ、自問自答の日々ではありました。
このことを危惧して、ゼミ生の皆さんには、ついついうるさく言うようになってしまいましたが・・・。
幸いなことに、今年の4年次生は、まとまりが良く、メンバー間にインフォーマル組織もできていて、ここ数年では一番モラールが高い。
ゼミ論への取り組みも、以前の正常な状態に回復して、とにもかくにも、ほっとしています。そして今後も、この状態を維持しなければと思います(新4年次生よろしく)。
ただし、ゼミ論の内容は、まだまだ。
今年もそうでしたが、毎年良くできた論文を提出してくれる人も何人かいるのですが、まだ参考文献を読んでまとめる(写す)
のが論文だと誤解している人もいるのは、頭痛の種です。特に、引用の仕方については、参考文献からの引用なのか自分独自の見解なのか
を明確に分別して書くようにと、うるさく言ってきたのですが。。。この辺、まだよく理解していない人もいて。
カンニングは言語道断としても、文系大学にありがちな、テキスト本参照可で、問題文1行、問題に関係ありそうなところ
を本から探して、ひたすら写せば優がもらえる、なんてお粗末な試験もまだあるようで、そんな環境に毒されてしまった人達は、ゼミ論も
そんなもんだと思ってしまうんでしょうか?もしそうだとすれば、そんな試験してる教員の責任は重大です。教員の意識も改革して行かな
ければなりません。
我が経営学部では、卒論を必修として課していませんが、個人的には必修化しなければいけないと考えています。そのため
には、各専任教員が、最低でも15人程度のゼミ生は必ず採用する。そして、4年ゼミではゼミ論を作成するのがあたりまえ、という状態
になっていなければなりません(現状、なってない)。
そしてゼミ論内容の向上は、我がゼミとしても来年以降も続けていかなければならない課題です。その点、残念ながら本学では我がゼミしかやっていないようですが、ゼミ論をWeb公開することを前提として書いていただくことで、作者達の意識は高まると期待
しています(結果として、批判を浴びることは覚悟の上)。
ともかくも、しっかりしたゼミ論を完成された皆さんは大丈夫。折り紙つけて、
社会に送り出して差し上げましょう。そして、社会に出られてからも、ゼミで努力した気持ち忘れずに頑張って下さい。
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