春季公開講座
令和3年度 春季公開講座
<<今春の公開講座は、オンデマンド配信にて開講いたします>>
5月から開講となる春季公開講座は、ご自宅に居ながら受講していただけるよう、オンデマンド配信による開講です。
駒澤大学まで来ていただかなくても、配信期間中であれば、お好きな時間に何度でもご視聴いただける形式です。
また遠方からのご受講も可能になります。
どうぞご利用ください。
オンデマンド配信式講座の詳細は以下になります。
これまでご受講いただいた方には、3月中旬頃に、パンフレットを送付いたします。
水-Ⅰ:文学で旅をする
申込み締切日: 4月28日(水)消印有効
国や民族の違いがその表出された作家や文学にどのように反映されているか、その俯瞰を愉しみながら旅をしてみる。
「日本文学の旅」 (1)『源氏物語』を読み、都を追われた光源氏の心情を考える。(2)『伊勢物語』から在原業平の東国流浪の旅の意味を考える。
「イギリス文学の旅」ロンドンを歩いてイギリスの主な作家ゆかりの地を訪ね、スライドを見ながら文学作品と作家の実生活の接点に迫ります。
「アメリカ文学の旅」前半: Faulknerに焦点を当て、アトランタ、ニュー・オーリンズへの南部の旅。後半: Hawthorneに焦点を当て、ニュー・イングランドへの旅。
「ロシア文学の旅」ドストエーフスキーの『罪と罰』、『カラマーゾフの兄弟』をとりあげ、この二編が執筆されたサンクトペテルブルグの風土と歴史を考察する。
プログラム |
オンデマンド配信期間 |
講師名 |
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1 |
日本文学の旅 『源氏物語』 |
5月19日(水)~6月2日(水) |
名誉教授 高橋 文二 |
2 | 日本文学の旅 『伊勢物語』 | 5月26日(水)~6月8日(火) | |
3 | イギリス文学の旅 | 6月2日 (水)~6月15日(火) |
名誉教授 石原 孝哉 |
4 | アメリカ文学の旅 | 6月9日(水)~6月22日(火) |
名誉教授 田中 保 |
5 | ロシア文学の旅 | 6月17日(水)~6月29日(火) |
名誉教授 杉山 秀子 |
木-Ⅰ:禅の歴史の物語
申込み締切日: 5月12日(水)消印有効
禅は、人と人との間に成立する宗教です。人と人との双方向の問答によって道が悟られ、人から人へと法が伝えられて「伝灯(でんとう)」の系譜が編み上げられてゆきました。
その間にたくさんの物語が生み出され、禅門で語り伝えられてきました。今回の講座では、そうした物語を解りやすく、ご紹介してまいります。原典に即してお話しいたしますが、禅や漢文についての予備知識は必要ありません。
プログラム | オンライン配信期間 |
講師名 |
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1 | 初祖達磨から六祖慧能 | 6月3日(木)~6月16日(水) |
総合教育研究部教授 小川 隆 |
2 | 馬祖の禅と石頭の禅 | 6月10日(木)~6月23日(水) | |
3 | 「五家(ごけ)」の時代 | 6月17日(木)~6月30日(水) | |
4 | 宋代の禅宗 | 6月24日(木)~7月7日(水) |
土-Ⅰ:現代日本の供養文化 -巫女・行者・仏僧・葬祭業-
申込み締切日: 4月21日(水)消印有効
我が国では、死者の弔いに仏教的な意味づけがなされ、「供養」と呼ばれてきました。本講座では、まず日本における供養文化の歴史的展開について概説した上で、「野のカウンセラー」とも称せられる東北の巫女、民俗宗教の担い手として「生活仏教」を提唱する行者、少子化や過疎化といった社会問題に直面する菩提寺の僧侶、多死社会をビジネスチャンスと捉え新たな提案を行う葬祭業という4つの担い手に焦点をあて、フィールドワークや統計資料をもとに紹介します。
プログラム |
オンデマンド配信期間 |
講師名 |
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1 |
供養文化の歴史とその担い手たち |
5月8日(土)~5月21日(金) |
仏教学部准教授 徳野 崇行 |
2 |
東北の巫女と供養文化 |
5月15日(土)~5月28日(金) |
仏教学部 講師 村上 晶 |
3 |
行者仏教と死者供養 |
5月22日(土)~6月4日(金) |
総合教育研究部 非常勤講師 加藤 之晴 |
4 |
コロナ禍がもたらした葬儀への 影響と変化 |
5月29日(土)~6月11日(金) |
総合教育研究部 非常勤講師 梶 龍輔 |
5 |
葬祭ビジネスと供養文化 |
6月5日(土)~6月18日(金) |
仏教学部 准教授 徳野 崇行 |
土-Ⅱ:『万葉集』と令和
申込み締切日: 5月19日(水)消印有効
新元号「令和」は、『万葉集』に由来するということで、『万葉集』が注目を浴びました。具体的には、天平2年(730)に開かれた、いわゆる「梅花宴」という、大宰府長官・大伴旅人主催の宴の記録として残された漢文の序文の表現に由来します。ただし、「令和」という字の連なりが、『万葉集』に存在するわけではありません。この講座では、「令和」の背景となっている「梅花宴」を読み解き、「令」「和」の『万葉集』での使われ方の実態も把握していきます。大伴旅人たち万葉歌人が、「令和」を目にした時、どんな思いになるのか想像してみたいと思います。
プログラム |
オンデマンド配信日 |
講師名 |
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1 |
天平2年正月の大宰府 |
6月12日(土)~6月25(金) |
文学部教授 中嶋 真也 |
2 |
「令和」と梅花宴 |
6月19日(土)~7月2日(金) | |
3 |
大伴旅人と山上憶良 |
6月26日(土)~7月9日(金) | |
4 |
上司としての大伴旅人 |
7月3日(土)~7月16日(金) | |
5 |
「令和」から見た『万葉集』 |
7月10日(土)~7月23日(金) |