1997.8.11
島原本光寺
(深溝松平家菩提寺)主催:島原・福知山・刈谷を結ぶ「江戸古地図・絵図」
徳川ウルトラマラソン1300キロの旅
災害復興交流基金ロード
参加者申し込みの募集中
深溝家松平忠房公の移封にともなう領知がえ、最初は刈谷から京都府丹波福知山に、次に寛文9(1669)年8月26日福知山を出発し、9月18日肥前国島原城に移る。これに従う家臣と深溝松平家什寳の運搬の旅があった。いま、この旅を史実に従い、人の足で感得してみようという試みが生まれた。これに加えて、近年、島原普賢岳土石流災害から復興5周年を祝う行事が96年度に島原で催されている。この復興を機に忠房公の偉業の旅とを一つにした災害復興交流基金ロードをここに提唱するものでもある。1日約100キロを走って10日でゴールする。スタートは、愛知県幸田町。そして名古屋・京都・福知山市・大阪・兵庫(赤穂)・岡山・広島・山口・福岡・佐賀・長崎島原にたどり着く。走る区間は、25キロを一区切りとし、多くの有志のランナーたちに参加して貰う。
また、この推進協力の頼れる相談役のおひとりとして、雲仙島原土石流災害の基金を呼び掛けながら京都から島原まで自転車で旅をした高石ともやさんがいる。高石さんはアメリカ横断4200キロを完走し、その後東京から赤穂までの660キロ「義士ラン」、さらには「50歳を過ぎたら世のため、人のために」と故郷の北海道では、野生生物基金の
"ワイルドラン"を今年度までに4回達成している。出発は、1998年4月8日(水)。福知山[入城した4月11日(土)]、島原到着を4月18日(土)を予定。
要所となる十地点(連絡調整中)では、松平家「江戸古地図の展示フォーラムの集い」を実施する。
深溝松平家什寳の運搬の旅で注意を惹くのが、島原の乱あとの領地鎮護安定にともなう政策として、霊元天皇から頂戴した「佛舍利」と「如意輪觀音像」(叡山に安置されていたものだが、信長の比叡山燒き討ちの折、明智光秀の手の者によって搬出され、福知山にもたらされていた)を島原の地に運ぶことが特別に許されたのである。これを運ぶ陸路の旅のルートを今回辿ることになる(現在は、島原の本光寺に安置されている)。
江戸古地図絵図資料としては、島原市本光寺(曹洞宗・松平家菩提寺)に伝存するなかから、数点を選択。
候補資料
1、混一彊理歴代国郡地図(1849番)複製を使用。
:建文4(1402)年成立の朝鮮製世界最古の本格的な世界地図。
2、日本総図
:江戸幕府が諸国から蒐集した慶長国絵図を基に編纂した荘重な大型彩色地図。
3、京屋敷絵図(125番)
:島原入部以前からの屋敷図と考えられ、京都初期貼絵図として貴重
(京都市内に屋敷を許可されたのは、深溝松平と長州毛利だけだった)。4、合戦図・その他
特別ルートにむけてのコース設定
四月八日 お釈迦様生誕の日
本光寺(愛知県幸田町)をスタートし、名古屋までを結ぶ
協力:楞厳寺 住職渡部貫道さん
〒488 愛知県刈谷市天王町6−7
рO566−21−1974
幸田町教育委員会
社会教育課長兼中央公民館長
文化広場館長・郷土資料館長
大須賀 さん
愛知県額田郡幸田町大字菱池字元林
1番地рO564−62−1111
(代) fax0564−63−5139協力:日泰寺
四月九日 名古屋から京都(伏見城を予定)
京都府廰(
12日調整中)資料:慶長五年伏見城攻図
西國方都合五万餘人。城中都合二千餘人。
*詳細については、「伏見城」を参照ください。
四月十日 京都から福知山
協力:福知山市教育委員会
四月十一日 福知山から大阪長居公園
協力:臨南寺 住職渡辺剛毅さん
四月十二日 大阪から姫路
協力:景福寺 住職 さん
四月十三日 赤穂から岡山
協力:養源寺 住職谷本澄賢さん
四月十四日 岡山から広島
協力:国泰寺 住職
四月十五日 広島から山口
協力:(多々良學園)調整中
四月十六日 山口から福岡(博多)
協力:東林寺 調整中
四月十七日 福岡から佐賀
協力:高伝寺(鍋島菩提寺)調整中
四月十八日
佐賀から長崎島原諌早市天祐寺(諌早菩提寺)
島原市本光寺
主催:本光寺
(常磐歴史資料館館長) 片山弘賢さん〒
855 島原市本光寺町33800957-62-3382 fax0957-65-0204
http://www.bekkoame.or.jp/~hirokata/
協力:深溝松平家・島原市教育委員会他
詳細につきましては、以下にご連絡ください。
連絡先:インターネット・ホームページ
駒澤大学北海道教養部情報言語学研究室
http://www.komazawa.com/hagi
(萩原義雄) :hagi@kk.iij4u.or.jp
携帯電話 030−77−55705
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