2007.07.19〜2012.07.05更新
日本言語文化研究T
―二〇一二年度 夏季リポート課題―
 
提出方法の確認
 A4サイズの用紙に枚数制限はしません。図絵などの資料添付も心懸けてみましょう。
リポート提出の締め切りは、九月二十六日(水)の15:00、それまでに一度は、内容確認のために「駒澤大学 e-Education:YeStudy」を用いてお見せ願います。その上でご提出願います。リポートはデータ提出の方もデータに紙出しを添えてご提出願います
 
 これまで、日本語の文字表記をもとに日本言語文化及び日本語の歴史史料・文學資料について学習を重ねてきました。このなかで、実際公開されてきている文献資料などを公開・未公開を問わず極力デジタル画像データとして学習者の皆様方に常時覧ていただくことで、その特徴となる箇所の確認を努めてきています。そして、最終的に現代の私たち学習者が理会するためには、時代ごとのことばの特徴などを明確に比較検証できる文献資料類がこれまた大切なものであることを継続学習のなかで段階を踏まえつつ深めていくのなかでも既にお気づきいただけていることと教科担当者である吾人は自負しております。
 そこで、今夏季課題としてこれまでの文献資料を取り巻く言語環境のなかで特定の人物から不特定多数の人たちへと知的教養を身につけるために編纂され、今日まで継承され続けてきた古辞書及び音義類書などについて、年代を現代、近代、近世、中世、中古そして古代へと幅広く見たところで学習していただきます。これらの研究文献資料名については、ネット上の「伝言板」→「年表I」を開いていただき、「辞書」の項目に掲げた資料名を駆使し、比較対象とする語句を次のなかから一つ選び、具体的に分析検証をなさってみてください。いずれも図書館の書籍利用が必要不可欠なことは云うまでもありません。
 IT環境ネット検索による公開情報ではまだ限りが多いからです。是非、大きな図書館をご自身が極力利用して精確な調査を行ってみましょう。【お奨め公共図書館名とその場所】都立中央図書館 国立国会図書館 内閣文庫〔下線部のリンク先をクイックして閲覧ください〕
 
 ※実際、検証のための「手導き參考資料」→「匂」&「堰v字攷
                     「わすれぐさ【萱草】とシオン【紫苑】」
 ※古辞書類につきましては、駒澤大学 e-Education:YeStudyのなかで「古辞書ことはじめ」シリーズという取組みのなかで解題記載していますから、これらをご参考いただくとより判りやすくなるでしょう。
比較対象とする語句の一覧
01「つきみ【月見】」
02「やなぎ【柳】」
03「はなむけ【餞】」
04「しほ【塩・鹽】」
05「こくしょくてんこう【国色天香】」
06「あじさゐ【紫陽花】」
07「せんす【扇子】」
08「そば【蕎麦】」
09「いんげん【隠元】」
10「はたご【旅籠】」
11「ゆかた【浴衣】」
12「びわ【枇杷】」
13「ざうり【草鞋】」
14「せんしゅうばんざい【千秋万歳】」
15「ししやう【師匠】」
16「あさり【求食・漁】」
17「はなび【花火】」
18「え【榎】」
19「かきつばた【杜若・燕子花・馬藺・劇草】」
20「をののやまだ【小野山田】」
21「とこなつ【常夏】」
22「むらさき【紫】」
23「しょうじょう【猩々】」
24「おはぎ【お萩】」
25「をののいもこ【小野妹子】」
26「きびのまきび【吉備真備】」
27「りつか【六花】」
28「やしなひ【養・穀】」
29「せいだん【凄断】」
30「まぼり【瞻】」
31「もの【鬼】」と「おに【鬼】」
32「ふようほう【芙蓉峰】」
33「のうぜんかずら【凌霄花】」
34「たなばた【七夕】」
35「ほのか【髴】」
36「みなもとのしたごう【源順】」
37「やぎ【山羊】」
38「くら・むく【椋】」
39「さんしょううお・なまず【】」
40 その他、ご自分が調査してみたいと考えた語句
已上
提出方法
1, A4サイズの紙版型電子用紙に枚数制限はしません。図絵や図表などの資料添付も心懸けて覧やすく工夫してみましょう。
2, リポート提出の締め切りは、九月二十六日(水)の14:30〜15:00迄としますので、それまでに一度は、内容確認のために「駒澤大学 e-Education:YeStudy」を用いてお見せ願います。その上でご提出願います。リポートはデータ提出ですが、事前に教室備え付けのプリンタを利用し、ご自身が取り組んだデータ内容を紙出してお見せ下さい