「スキー場の気候学」

人工雪のスキー場(軽井沢プリンスホテルスキー場)

軽井沢プリンススキー場
冬季の降雪が少ない地域なので、人工雪によるゲレンデ作りをしている。
都心に近いという地の利を生かして、2010年は10月29日に早くもオープン。
写真は12月4日撮影した「プリンスゲレンデ」、雪の厚さは30cm程度か。

ファンタイプのスノーマシン。2010年12月4日撮影。
細かな水滴を撒き散らし、空気中で凍結させて雪を作る。
大量の雪が作れるが、気温が高いと稼動できない。
右のポールには温度計が据え付けてある。
いまのところ気温が高く、出番がないが、
厳寒期(1月〜2月)は夜間を中心に活躍するはず。


アイスクラッシュドシステムによる雪作り。
2010年12月4日撮影。気温はプラス7℃。
遠方は浅間山と軽井沢の市街地。
ホースの先から、細かく砕かれた氷が、勢いよく噴出している。


ICSシステムの製氷装置
いってみれば巨大な冷凍庫
氷点下に冷やした金属版に
細かな霧を吹きつけ凍らせる。

金属版について霜をかき集め、
圧力をかけてホースで送る。

装置の設置にはそれなりの費用がかかる。
大量の水を使い、電力消費も多い。
客が来ないスキー場で、
このような装置を設置しても
採算は合わないだろう。