都市気候観測実習結果(2025年7月7日)

猛暑の中での移動観測となりました。
地理院地図(淡色表現)にデータをプロットしました。自由な表現でカラー化してください。
「気温」「湿度」のどちらでもいいです。
2025年7月7日14時53分〜15時53分に実施。器差補正・時刻補正済み。
時計回り・反時計回りの観測値の平均。


気温の結果(Wordファイル) (kml)   湿度の結果(Wordファイル) (kml) 


(参考)東京都大気汚染測定局による気温・湿度及び風向風速
拡大図)  

【データ補正について】

観測結果は(こちら

@観測開始時(14時53分)、観測終了時(15時53分)に6班同時観測を行っています。
  この観測値により以下の器差補正を行いました。
駅前
時計回り
駅前
反時計回り
公園
時計回り
公園
反時計回り
深沢
時計回り
深沢
反時計回り
乾球補正値 -0.3℃ +0.2℃ -0.3℃ +0.3℃ +0.4℃ -0.2℃
湿球補正値 +0.5℃ ±0.0℃ +0.1℃ ±0.0℃ -0.6℃ -0.1℃

A乾球は開始時よりも終了時の方が1.1℃低い値でした。
  湿球は開始時よりも終了時の方が1.8℃高い値でした。
  乾球・湿球とも時刻による補正を行っています。
 

参考 2025年7月7日の観測結果(14時53分〜15時53分、気温・湿度)
 
大局的に見て、駒沢公園内は相対的に低温で、周囲の住宅地は相対的に高温でした。
246号沿いに低温地点(33.5℃)があったのは意外でした。
観測時間帯は南風が吹いていたので
南風が強まった時に、駒沢公園内の冷気が駒大構内を経由して、駒沢一丁目に流出し、
風が弱まると冷気の流出が止まり昇温する...ということが繰り返されていたのかもしれません。
この仮説が正しいとするなら、公園から北へ流出した冷気は、湿度が高かったことが推察されます。

2025年は、熱中症警戒アラート発表のため、観測規模を縮小して実施しました。
空間的により詳細な観測を行えば、より多くの知見が得られたかもしれませんね。