2007.07.19〜2010.09.22更新
日本言語文化研究T
―二〇一〇年度 夏季リポート課題―
 
提出方法の確認
 A4サイズの用紙に枚数制限はしません。図絵などの資料添付も心懸けてみましょう。
リポート提出の締め切りは、十月一日(木)の15:00〔30日(水)〕に変更します。それまでに一度は、内容確認のために「駒澤大学 e-Education:YeStudy」を用いてお見せ願います。その上でご提出願います。リポートは手書きの場合は黒色ペン書きとします。また、データ提出の方もデータに紙出しを添えてご提出願います
趣旨説明
 これまで、日本語の文字表記をもとに言語文化及び日本語史について学習を重ねてきました。このなかで、実際公開されてきている文献資料などを極力図に示して、その特徴となる箇所の確認を努めてきています。そして、最終的に現代の私たち学習者が理会するためには、時代ごとのことばの特徴などを明確に比較検証できる文献資料類がこれまた大切なものであることは、学習の段階的に深めていくなかでも既にお気づきいただけていることかと思っております。
 そこで、今夏季課題としては、これまでの文献資料を取り巻く言語環境のなかで特定の人物から不特定多数の人たちへと知的教養を身につけるために編纂され、今日まで継承され続けてきた古辞書及び音義類書などについて、年代を現代、近代、近世、中世、中古そして古代へと幅広く見たところで学習していただきます。これらの研究文献資料名については、ネット上の「伝言板」→「年表I」を開いていただき、「辞書」の項目に掲げた資料名を駆使し、比較対象とする語句を次のなかから一つ選び、分析検証をご自身の力で行なってみてください。いずれも図書館施設利用が必要なことは云うまでもありません。
 ネットからの情報では、まだ限りが多いのです。是非、大きな図書館を極力利用して精確な調査を行ってみましょう。【お奨め場所】都立中央図書館 国立国会図書館 内閣文庫
 
 ※実際、検証のための「手導き參考資料」→「匂」&「堰v字攷
                     「わすれぐさ【萱草】とシオン【紫苑】」
 ※古辞書類につきましては、駒澤大学 e-Education:YeStudyのなかで「古辞書ことはじめ」シリーズという取組みのなかで解題記載していますから、これらをご参考いただくとより判りやすくなるでしょう。
比較対象とする語句の一覧
01「つきみ【月見】」
02「やなぎ【柳】」
03「はなむけ【餞】」
04「しほ【塩・鹽】」
05「こくしょくてんこう【国色天香】」
06「あじさゐ【紫陽花】」
07「せんす【扇子】」
08「そば【蕎麦】」
09「いんげん【隠元】」
10「はたご【旅籠】」
11「ゆかた【浴衣】」
12「びわ【枇杷】」
13「ざうり【草鞋】」
14「せんしゅうばんざい【千秋万歳】」
15「ししやう【師匠】」
16「あさり【求食・漁】」
17「はなび【花火】」
18「え【榎】」
19「かきつばた【杜若・燕子花・馬藺・劇草】」
20「をののやまだ【小野山田】」
21「とこなつ【常夏】」
22「むらさき【紫】」
23「しょうじょう【猩々】」
24「おはぎ【お萩】」
25「をののいもこ【小野妹子】」
26「きびのまきび【吉備真備】」
27「りつか【六花】」
28「やしなひ【養・穀】」
29「せいだん【凄断】」
30「まぼり【瞻】」
31「もの【鬼】」と「おに【鬼】」
32「ふようほう【芙蓉峰】」
33「のうぜんかずら【凌霄花】」
34「たなばた【七夕】」
35「ほのか【髴】」
36「みなもとのしたごう【源順】」
37「やぎ【山羊】」
38「くら・むく【椋】」
39「さんしょううお・なまず【】」
40 その他、ご自分が調査してみたいと考えた語句
已上
提出方法
 A4サイズの用紙に枚数制限はしません。図絵などの資料添付も心懸けてみましょう。
リポート提出の締め切りは、十月一日(木)の15:30〜16:00迄としますので、それまでに一度は、内容確認のために「駒澤大学 e-Education:YeStudy」を用いてお見せ願います。その上でご提出願います。リポートは手書きの場合は黒色ペン書きとします。また、「YeStudy」によるデータ提出の方もデータに紙出しを添えてご提出願います