2005.06.13更新
四分間スピーチ」に向けて ―その二―
 
 自己の有する思想・哲学、そして指針や方針を相手に説明する。あなただったら何分かけないと説明ができないでしょうか?意外と短い時間ですませることができるというのが私の考え方です。 話すための持ち時間を前もってもらっていても実際の場面ではあらゆる思いがけない事情が発生して短縮せねばならないという事態に陥ったなんていうことはよくよく経験することです。ですが、コト自分自身のことを伝えるのですから、私は一分でも十分可能なことだと思っています。
 ただし、この短縮説明の方法が聞く相手側のニーズを十分に満足させたかは疑問でしょう。むしろ、もう少し詳しいところを折角ですから聞かせて欲しい、知りたいという声が聞こえてくることになりかねません。ですので、その伝える内容のツボすなわち局地を話す自分自身がしっかり掌握しておかないといけません。今日のいま、自己の発信できる提案内容は何であるのか?この骨組みをしっかり見据えておきたいのです。そのうえで、多様な実例を用意できていて、その場にふさわしい例話を持ち出すことでこれは血肉のごとく豊かな表現へと展開していくこととなるのです。
 
 (いまに適応できる)多様な実例の「ひきだし」を常々用意しよう!
 
1,人に聞く。(人脈を大切に)
 
2,本を読む。(図書館の利用)
 
3,感謝の気持ち 「出したものは、良くも悪しくも必ず戻ってくる」
 
 失敗は成功のもと
人間の生活行動に完璧(パーフェクト)ということはまずあり得ないものです。どこか「落とし穴が潜んでいるものでしょう。こうした人前で言語活動するとき、自身を出し切れないで終わること、すなわち、「しくじる」ときに本当の素(す)である人の姿が見えてくるのではないでしょうか。これが結構本人の記憶にはいつまでも消えずに残って忘れられないのも事実です。だが、こうしたダメさが逆に大きな共感を生むことさえあることをまず理解して取り組んで欲しいのです。
 
 効果性の三要素
 説得できる話し方は「ことば」だけではないこと、すなわち「態藝」が問われてきます。「態藝」というのは、カタカナ語で表現すると、「ボディランゲージ」「パフォーマンス」と言います。
 
 効果をあげる話し方として
 1,本日の結論を伝える。 (話しの中途で再度確認していくのもいい効果となる)
 
 2,できるだけ、具体(動・音画像をみせる)的な内容をもって話す。
 
 3,統計数値データを巧みに利用してみる。
 
この三点を心がけていきましょう!
  
 
 たとえ話の宝庫
《參考資料》
 「雑学あれこれ」「声優さんってどんな人