第回日経円ダービー

「円ダービー」とは

5月末と6月末の東京外国為替市場の終値を予想し、実際の相場との差が最も小さかったチームが優勝となります。
参加者資格は、中・高・専門・高専・専修・短大・大学の学生です。

チーム名 5月予想 5月結果 乖離 5月の順位
高田チーム 104円32銭 108円15銭 3円83銭  314位
中川チーム 103円12銭 108円15銭 5円3銭  393位
鬼島チーム 103円64銭 108円15銭 4円51銭  358位
菅原チーム 104円96銭 108円15銭 3円19銭  263位
チーム名 6月予想 6月結果 乖離 6月の順位
高田チーム 105円12銭 110円36銭 5円24銭 377位
中川チーム 106円95銭 110円36銭 3円41銭 235位
鬼島チーム 106円93銭 110円36銭 3円43銭 237位
菅原チーム 108円66銭 110円36銭 1円7銭 85位

高田チーム

メンバー:近・西村・ほか

5月予想:

中国が早期に人民元相場の変動幅を拡大するとの観測が根強く、同じアジア通貨の円にも上昇圧力がかかるとの思惑が広がり、連休明けで国内輸出企業の円買いが進むと思われる。さらに、対中貿易赤字が拡大すれば米政府が中国に為替制度改革を迫る場面も想定され、円売り、ドル買いは仕掛けにくい状況も予想される。円高がゆっくり進むのではないかと予想される。

チーム紹介:

2年前に全国2位を獲った北沢先輩の熱い意思を受け継ぎ、全国一位を目指します。ゼミで一番適当な男、西村を軸にみんなを巻きこんでいきたいと思います。

中川チーム

メンバー:中川他

チーム紹介:

昨年、円ダービーに参加しましたが惨敗したので、今年は1位を狙えるメンバーで構成しました。

5月予想:

今回、円高に推移すると予測を立てたのは@ファンダメンタルズAチャートを考慮した結果。
@(1)中国の人民元は米財務長官や日財務省の発言を受け、変動幅を拡大することは間違 いない。実質人民元は切り上げになるので、それにともない円も上昇する。
(2)米の金利上げによりマネーが、先行不透明な株式相場から米国債に流れる。
(3)スノー米財務長官の「4-6月期は底堅い成長」という発言からマネーは米にとどまる。
(2)、(3)はドルが買われる要因だが、(1)の方が圧力としては大きいと考えるため、小幅円高。
Aチャートを見ると円は上昇局面、12月・1月に101円に達しているだけに今回も101円台は達するのではないかと思う。

鬼島チーム

メンバー:東・森崎・横山ほか

チーム紹介:

5月予想:

男性1名、女性3名という非常に華やかなチームになりました。各人がそれぞれ異なった視点から円相場を観察することで、互いの補完を可能にし、少しでも正確な値に近づけようとする向上心がウリです。

日米ともにGDP成長率に一定の終息感が見られるものの、伸び率に影響を受けた米景気の停滞懸念によりドル売りの環境になっていると思われる。しかし、5月6日発表の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前日比27万4千人増と大幅な伸びを示すなどの米景気の底堅さから大幅な相場変動はないと結論づけた。それでも、中国人民元の早期切り上げ観測により、アジア通貨の円にも上昇圧力がかかるのではないかという意見もあり、最終的には1ドル103円64銭という値の予想になった。

菅原チーム

メンバー:衣笠・金・塩入・辻ほか

チーム紹介:

5月予想:

鹿嶋ゼミの7期生チームは2つあり、為替などの知識は少ないかもしれないが、もう1つのチームには負けない気持ちと優勝する気持ちで、気合一杯です!

<6期生>

<7期生>

米景気の減速懸念が和らいだが、FRBによる利上げが長期化するとの見方が再浮上している。また、中国の人民元の切り上げが強いことから、円買い圧力が強まる展開を予想。

6月予想:

欧州連合憲法の批准を巡る混乱からユーロが売られ、円もつられて対ドルで売られた流れが一巡、円買い戻しの動きが強まる。5月の米雇用者数が市場の予想ほど増えなかったことも、円買いドル売りに動くと見られる。そして、今回こそは円高になるだろうと予想した。前回は中国の経済ばかり見ていたので、今回は欧州、アメリカに視点を置いてみた。

6月予想:

欧州の政治的な不透明感や景気も弱いことからーはマネーは流出し、米ドルや円が受け皿となっている。この流れは短期的なものではないと考えるが、ここで問題となるのがそのマネーがどこに流れるかである。日本と米国の経済を比較すると双方とも悪くない。細かい材料で見ると米国は@雇用者数の先行き不安A金利上げ休止を示唆する発言B中国人民元改革時期の不透明がある。一方、日本は@日本株の割高感の減退A設備投資増がある。私は米経済より日本経済を楽観視してもいるので、円が買われていくのではないかと考える。

6月予想:

EU憲法の批准をめぐる欧州政治経済界の混乱を背景にユーロ売りが先行となっており、円がドルに代わる「ユーロ売りの受け皿」となっている。また、米の雇用情勢に関しては、依然として景気回復への底堅さを見せているものの、4月度の雇用者数大幅増の反動で伸びが鈍化。FRBは、鈍化は一時的なものと主張するが、為替相場には多少の影響があるものと思われる。以上の点を考慮して、現時点よりも若干の円高になると予想した。

6月予想:

EU憲法の批准を巡って、対主要通貨でドルが買われた流れが落ち着き、その反動で円買い・ドル売りになるが、米景気の動向が一番の焦点のカギとなり、FRBのグリーンスパン議長が米景気に前向きの発言をし、ドル買いが優勢になると思われる。円買い・ドル売り、円売り・ドル買いの強みが両方ともあるように思われる為、相場が大きく動く可能性はないと思われる。

チーム名 5・6月乖離の合計 総合結果
高田チーム 9円7銭 369位
中川チーム 8円44銭 355位
鬼島チーム 7円94銭 332位
菅原チーム 4円89銭 150位
順位 学校名 乖離
1位 久留米大学チーム 71銭
2位 広島市立沼田高校チーム 81銭
3位 広島市立沼田高校チーム 87銭
4位 呉青山高校チーム 1円26銭
5位 北海道石狩翔陽高校チーム 1円31銭

<総合結果上位5チーム>

来年、7期生・8期生頑張ろう