2002年度経営労務論 試験の解答と講評

当初の予定では1月末に公表するようにしていましたが、
体調不良のため遅くなりました。すみません。

★★★第1問の正答★★★

2003年1月14日火曜2限実施分

1.ハ 2.ン 3.ノ 4.ウ 5.イ
6.チ 7.カ 8.ワ 9.カ 10.ミ
11.メ 12.ク 13.ロ 14.ハ 15.ク
16.サ 17.ン 18.コ 19.ス 20.キ

2003年1月16日木曜7限実施分

1.ヒ 2.カ 3.シ 4.ナ 5.タ
6.モ 7.ト 8.ヤ 9.マ 10.ナ
11.カ 12.マ 13.チ 14.ユ 15.カ
16.ミ 17.タ 18.ニ 19.ク 20.ン


★★★成績分布★★★

火曜2限 登録者 受験者 受験率 不可 平均点
2年生 252 221 87.7 63 28.5% 75 33.9% 60 27.1% 23 10.4% 71.8点
3年生 143 130 90.9 42 32.3% 40 30.8% 39 30.0% 9 6.9% 72.6点
4年生 118 63 53.3 17 27.0% 13 20.6% 17 27.0% 16 25.4% 67.1点
昼合計 513 414 80.7 122 29.5% 128 30.9% 116 28.0% 48 11.6% 71.3点
木曜7限 登録者 受験者 受験率 不可 平均点
夜合計 86 55 63.9 8 14.5% 10 18.2% 29 52.7% 8 14.5% 65.3点


★★★全体を通して★★★

 昨年度から「自己採点用紙方式」を採用したので、内容についてはみんなテスト直後にふりかえったと思う。
なので、今年の講評は私の雑感といった感じで書きとめておきます。

 第2問について。1コマだけの文章の書き方講義じゃ論文の能力はあがらないのかなという感じ。
全員を平均するとおおよそ12点(20点満点)の内容。
「自分の言いたいことを伝えるために論理的に話を展開する」というトレーニングは必ず積むこと。
「論文の書き方」や「大学生の勉強の仕方」について書いてある本どれでもいいから一冊読んでみて。
かなり変わると思うから。
例えば、
早稲田大学出版部[2002]『卒論・ゼミ論の書き方(第2版)』早稲田大学出版部、や
森靖雄[1995]『大学生の学習テクニック』大月書店など。
就職活動の自己PRの時なんかに、それが出来るか出来ないかは一発で出ちゃうよ。

また例年のことですが、誤字脱字が多いこと、多いこと、多いこと。
もう今年はあえて書かないので「過年度講義」のところを見るように。
誤字脱字が多いとたとえ内容が良かったとしても、文章の品位はかなり落ちます。

自分の論文に対しての個別のコメントが欲しい人は新学期の質疑応答期間に研究室を訪問するように。

 試験終了後に「先生、今年の試験簡単でしたよ!」という話をしてくれた学生がいました。
確かに例年に比べると受講者が多く選択問題の比率を増やしたことが一因かもしれません。
ただ、例年よりよく勉強していたという一面も感じました。
これは、1−204教場にギュウギュウ詰めで予備校のような雰囲気で講義が行われたことも関係しているのかな?
(火曜2限の場合)
木曜7限の方で感じたのは、出席していた人があまり出来ていなかったこと。
(公約通り、私は出席点は一切加味していませんが、よく質問用紙を提出してくれた人もあまり出来ていなかった)
講義の時に話したノートの取り方、話の聞き方をもう一度見直してね。

上の話とは反対で、頑張った人と頑張らなかった人の差が大きかったという印象も強く受けました。
昼の2年生は何やら必修科目の関係(?)で、これまでで最大の受験者。
「無難に勉強した」といった答案が多かった。
それに比べると今年の昼の3年生はよく勉強していたなあ。
上の成績分布で見ると一番比率が高いのは優の取得者
良や可も3割ずついて、不可は7%しかいない。よくやってたんじゃないでしょうか。
毎年思うことだが、4年生!もうちょっとしっかりして欲しい。
あなた達は昨年は3年生、一昨年は2年生でよく勉強していたはずなのに・・・。
目の前の社会人生活への期待度の大きさは分かるけど、
とりあえず軽〜く勉強して、軽〜く受けましたー!って感じです。
今学生でいるみんなにこんなことを言っても無意味なのかもしれないが
社会人になると必ず
「何であんなに時間も環境も恵まれていた学生時代にもっと勉強しておかなかったんだろう」
っていう日が来るんだ。
今は前の時代以上に生涯を通して全体が勉強するようになった社会。
単位だとか資格だとか就職だとかの問題じゃなくて、
「学ぶということの醍醐味を知るのが大学に来た本当の意味なんだよ!」
それを知らずに卒業するのはあまりにもったいない。
今の世の中の流れなんだと思うけど、次々とやってくる目新しいものばかりを追いかけて
現在自分の周りにあることの中で何が大切かを振りかえることをしない。
「就職が決まった」「単位があといくつで揃う」という時点で自分が駒大生であることを忘れている4年生
あまりに多いことに対してかなりがっかりしてます。

いずれにしても、今年1年の経営労務論の受講を
今後の人生にいろんな意味で(役に立った、立たなかった、反面教師、数年後に振りかえる)役立ててくれればと思います。



2003.03.07 担当鹿嶋より