2005年度 経営労務論(鹿嶋) 

● 定期試験講評

【受講生の成績分布】

火曜4限 木曜7限
2年 3年 4年 合計 全学年
3 11 4 18 4
11 21 7 39 6
16 23 14 53 12
不可 3 10 11 24 不可 16
欠席 2 12 22 36 欠席 14
合計 35 77 58 170 合計 52
百分率 百分率
2年 3年 4年 合計 全学年
8.6% 14.3% 6.9% 10.6% 7.7%
31.4% 27.3% 12.1% 22.9% 11.5%
45.7% 29.9% 24.1% 31.2% 23.1%
不可 8.6% 13.0% 19.0% 14.1% 不可 30.8%
欠席 5.7% 15.6% 37.9% 21.2% 欠席 26.9%
合計 100% 100% 100% 100% 合計 100.0%
受験者に占める「不可」の割合
2年 3年 4年 合計 全学年
火4 9.1% 15.4% 30.6% 17.9% 木7 42.1%

 
 【選択問題・適語補充問題について・40+20点分】

  授業のエッセンスに関する問題を出した。
  よく読まないで解答しミスした学生が多い。
  ノートの復習時に言葉だけを追いかけて、その背後にある
  つながり・論理を把握していなかったものと思われる。
  暗記至上主義になっていたのであろう。
  また、講義中にも何度か呼びかけたが、講義は
  ただ座っているだけ、板書を丸写しするだけでは駄目である。
  大切だと思えば、忘れそうだと思えば、板書にない事項でも
  メモする習慣が思考力を伸ばすことになる。
  消極的に受けていたら、講義も面白くないはず。
  少しでも多くのことを得てやろうという気持ちで知的好奇心を
  高めながら受けて欲しい。

 【論述問題・40点】

  暗記したことを起承転結も考えずに並べた答案の多いこと、多いこと。がっくり。
  「○○について説明せよ」という問題が出された場合、
  知らない人に教えてあげるように丁寧にステップを踏みながら
  書くことが重要である。また、1問の中に2つ以上のことの説明が求められている場合、
  それぞれの事柄同士に関係のあるものが多い。その場合、相互関係について
  述べられていないと点数は低くなる。
  例えば、昇格の説明と職能資格制度の説明は、リンクさせなきゃだめ。

 【夏休み課題について・プラス30点分】

  20点を基準にして、点数化し、定期試験の素点に加算している。
  内容が優れているものについては23〜28点を付けている。全体で10名ほど。
  形式を満たしていないもの、字数不足などについては、10〜18点を付けている。こちらも10名程度。
  定期試験の出来が悪かったのに比べると、こちらに関してはかなり、受講生の学習のためになったようで
  比較的満足している。夏休み期間中に、暗記とは離れた教養を深める勉強をし、読んで良かったという
  感想が多かった。来年度の受講生にも課題レポート方式は継続したいと考えている。
  学生諸君、まずは新書をたくさん読もう。

● 今年度の受講者数(平成16年4月末日現在)

経営フレックスA 経営フレックスB 他学部 合計
2年 3年 4年 2年 3年 4年 3年 4年
火曜4限 40 54 45 139 - 19 5 24 2 3 168
木曜7限 - 3 4 7 14 7 11 32 - - 39
今年度の受講者  (火曜4限)+(木曜7限)=207名


| スケジュール | 新聞記事 | 履修上の注意 | Q&A | レポートについて | 試験について |  

スケジュール

No. 火曜4限 木曜7限 内容
テーマ01 4月12日 4月14日 ガイダンス。諸注意。アンケート。
テーマ02 4月19日 4月21日 現代日本の雇用と失業
テーマ03 4月26日 4月28日 日本の新卒採用慣行
テーマ04 5月10日 5月12日 労働時間管理の抱える問題
テーマ05 5月17日 5月19日 昇進と昇格
テーマ06 5月24日 5月26日 非正規雇用の雇用管理その1
−パートタイマーを中心に−【VTRあり】
テーマ07 5月31日 6月2日 非正規雇用の雇用管理その2
−派遣労働を中心に−
テーマ08 6月7日 6月9日 賃金格差問題
テーマ09 6月14日 6月16日 出向・転籍のしくみ
テーマ10 6月21日 6月23日 人事考課のしくみ
テーマ11 6月28日 6月30日 終身雇用のしくみ
テーマ12 7月5日 7月7日 日本的経営とは
テーマ13 7月12日 7月14日 前期のまとめ
No. 火曜4限 木曜7限 内容
火曜4限のテーマ14、テーマ15は夏期補講期間に実施します。
テーマ14 7月20日 9月22日 労使関係史1 大戦から三池争議まで
テーマ15 7月20日 9月29日 労使関係史2 高度成長とスト権スト
テーマ16 9月20日 10月6日 労使関係史3 低成長下の労働組合
テーマ17 9月27日 10月13日 賃金論入門
テーマ18 10月4日 10月20日 年功賃金とは何か
テーマ19 10月11日 10月27日 年功賃金の再編
テーマ20 10月25日 11月10日 日本企業の福利厚生
テーマ21 11月1日 11月17日 要員管理
テーマ22 11月8日 11月24日 そもそも経営労務とは
テーマ23 11月22日 12月1日 労使関係と労働組合
テーマ24 11月29日 12月8日 労働時間その2
テーマ25 12月13日 12月15日 1年間のまとめ
変わりゆく労働環境
−現代社会を読み解くキーナンバー−


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講義で扱った新聞記事

No. 内容 日本経済新聞
テーマ01 ガイダンスのため、なし。
テーマ02 失業率4.7%に悪化 2月 2005年03月29日夕刊
テーマ03 2006年度採用計画 金融・サービス積極的に 2005年04月24日
テーマ04 「残業代ゼロ」一般社員も 労働時間重視を転換 2005年04月28日
テーマ05 都の管理職試験、受験率長期低迷抜け出せず 2005年02月25日
テーマ06 大手スーパーパート率77% 10社21万人、最高に 2005年05月21日夕刊
テーマ07 なし
テーマ08 住金に6300万円賠償命令 大阪地裁判決 2005年03月29日
テーマ09 双日のアパレル企画 社外人材で社内チーム 2005年06月03日(日経産業)
テーマ10 部下の評価法 標準化を徹底 2005年06月02日
テーマ11 終身雇用、強化された?統計のゆがみにご用心 2005年05月11日
テーマ12 松下 半導体1000人削減 人員リストラほぼ完了 2005年07月03日
テーマ13 なし
No. 内容 日本経済新聞
テーマ14 VTRのためなし
テーマ15 VTRのためなし
テーマ16 レポート回収のため、なし
テーマ17 レポート回収のため、なし
テーマ18 労働契約法 制定へ 2005年09月08日
テーマ19 なし
テーマ20 正社員なお厚い壁 直接雇用 待遇改善の一歩 2005年10月24日
テーマ21 VTRのためなし
テーマ22 働きやすいって本当?女子学生、外見より利用実績見極め 2005年11月7日
テーマ23 テスト詳細発表のためなし
テーマ24 なし
テーマ25 なし


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講義履修上の注意


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Q&A


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レポートについて

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経営労務論2005 夏休み課題

2005年7月
経営学部 鹿嶋秀晃

(課題)課題図書15冊の中から1冊を選び、レポートを提出すること。

レポート文字数)合計4000字程度(プラスマイナス100字は認める)。
 A)要約、B)感想、C)この本の面白さ、D)この本の課題に分けて書くこと。
 A)〜D)の比率は自分で決めて良い。

  (書き方例)
┌───────────────────────────────────
│経営労務論2005レポート
│            黒井千次著『働くということ』を読んで

│                               経営学部 MK0000 小鳥武 
│(A)要約
│  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
│ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
│  
│(B)感想
│  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
│ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

提出様式)
 1)用紙サイズはA4。手書き又はワープロ打ち。
 2)表紙を付けること(「講義中に配布したもの」or「ホームページからダウンロードし印刷したもの」)
  レポートの表紙はここからダウンロードできます(PDF形式です)
 3)左上をホッチキスで留めること。

提出期限と提出場所)
  9月20日火曜4限 9月27日火曜4限 9-391教場
  9月22日木曜7限 9月29日木曜7限 9-179教場
 *履修登録時間にかかわらず、上記時間帯のいずれかに提出すること。事故防止のため、研究館
  ポストには投函しないこと。やむを得ず出席できない場合下記住所に9月22日必着郵送のこと。
  郵送費は各自で負担のこと。
   〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1 駒澤大学経営学部 鹿嶋研究室

注意事項)
 *指定図書以外の新書でレポートを書いても受領しない。
 *電子メールによる提出は認めない。 *提出期限後のレポートは認めない。
 *同一レポート、明らかに他人のものを写したレポートはその双方を0点とする。

課題図書一覧

│No.│タイトル │著者 │出版年│出版社 │
│1 │定常型社会 : 新しい「豊かさ」の構想 │広井良典 │2001│岩波新書 │
│2 │外国人労働者新時代 │井口泰 │2001│ちくま新書│
│3 │貧困の克服 │アマルティア・セン │2002│集英社新書│
│4 │働くひとのためのキャリア・デザイン │金井壽宏 │2003│PHP新書 │
│5 │54歳引退論: 混沌の長寿時代を生き抜くために │布施克彦 │2003│ちくま新書│
│6 │会社をどう変えるか │奥村宏 │2003│ちくま新書│
│7 │能力構築競争 : 日本の自動車産業はなぜ強いのか │藤本隆宏 │2003│中公新書 │
│8 │ホンネで動かす組織論 │太田肇 │2004│ちくま新書│
│9 │部下を動かす人事戦略 │金井壽宏, 高橋俊介│2004│PHP新書 │
│10│キャリア転機の戦略論 │榊原清則 │2004│ちくま新書│
│11│判断力 │奥村宏 │2004│岩波新書 │
│12│働くということ : グローバル化と労働の新しい意味 │ロナルド・ドーア │2005│中公新書 │
│13│労働政治: 戦後政治のなかの労働組合 │久米郁男 │2005│中公新書 │
│14│企業福祉の終焉: 格差の時代にどう対応すべきか │橘木俊詔 │2005│中公新書 │
│15│組織を変える「常識」 : 適応モデルで診断する │遠田雄志 │2005│中公新書 │

試験について


2005年11月22日火曜日発表(昼)&2005年12月1日木曜日発表(夜)

平成17年度 経営労務論の定期試験について

※重要事項※
@持ち込みは一切不可
A点数に関する質疑応答の時は自己採点したメモを持参のこと。単位懇願お断り!
Bその他の質疑応答は手ぶらで歓迎。

1.評価方法について
  ・選択・正誤・穴埋め(60点分)+自由論述問題(40点分)=合計100点
  ※授業の時に毎回提出してもらっていた「質問票」は成績評価には一切考慮しません。
   また演習T・U・V(鹿嶋)や外書購読(鹿嶋)の受講も成績評価には一切考慮しません。
  ※持ち込みは一切不可(不正行為には厳罰を以って処します)
  ・昼と夜は別の問題を出題します。

2.穴埋め・選択・正誤問題(60点分)[第T問]
  ・基準に基づき明確に採点します。4点×15問=60点。
  ・テーマ2〜テーマ23の範囲から出題(=講義内容+前回の質問解説+新聞解説)
   (「テーマ1」の内容は、履修正式決定前なので範囲外です。)
  ・専門用語の漢字間違いは減点。

3.自由論述問題(40点分)[第U問]
 ・論述問題を5問出題します。そのうち2問を選択して答えること。
 ・得点調整をする場合もあります。(諦めずに時間いっぱい、紙面いっぱい書くこと)

4.減点の対象
 ・ごますり、事前・事後のレポート提出。
 ・泣き落とし(「卒業がかかっているので是非単位を下さい!」など)一律40点減点。
 ・授業に関係のない答案(「私はバイト、部活動を一生懸命やった」など)。

5.採点結果と質疑応答について
 ・電子メールでの質問には一切答えません。
 ・素点が知りたい場合は質疑応答期間限りに直接口頭で伝えます。研究室を訪ねてください。
 ・ホームページでは優・良・可・不可の比率と講評を公開します。
 ・単位の懇願は大迷惑します(勉強するならテストの前に!)。

6.各回のタイトル、以前の試験傾向などについてはホームページを参照のこと。
  http://www.komazawa-u.ac.jp/~kashima/index.html

【前もってしっかり勉強すること!】
 ※ 板書・ノートの内容をちゃんと把握しておくこと
  (専門用語をただ単語として覚えておくだけでなく、その意味や背景を把握する)


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