2008年度 経営労務論(鹿嶋) 



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定期試験結果(成績分布)発表 2009/01/26


試験講評(火曜・水曜共通)

  しっかり勉強して試験に臨んだか、それとも事前に準備せずに試験だけ
 うけてみたかがはっきりと成績に現れました。授業の時に告知していたように、
 範囲外の問題や引っかけ問題などは一切出さずに、非常にオーソドックスに
 ストレートに学習成果を問いました。

【コメント】
 1)勉強した知識で書くこと
  論述問題で目についたのが、学ばなくても書けるような知識で字面を
  うめる答案でした。「名ばかり管理職とは仕事が出来ないくせに肩書きだけ
  管理職のおじさんたちのこと」というトンチンカンな説明は、採点している私に
  一服の安らぎを与えてくれましたが、点数はほとんどあげられません。
  また、労働者派遣についても自分のアルバイトの経験からちょこちょこっと
  答案をうめるものが散見されました。少なくとも雇用関係と指揮命令関係、
  労働者派遣契約の三角形を解説していなければ、点数は得られません。

 2)表記について
  今更なのですが、カタカナ表記がおかしいものが何件かありました。
  「シ」と「ツ」の区別がつかないなど。社会に出る前にしっかり直しておきましょう。

 3)経営労務のキーワード・キーナンバーについて
  得点源を与えるために、また、社会に出てから役立つようにという意図で出題
  しましたが、勉強していない人が見受けられました。ある意味、丸暗記問題なので
  ここで得点できていなければ、当然点数は出ません。

火曜1限試験結果(平成21年1月20日(火)実施)

評価 割合
100 1 1% 10%
90- 7 8%
80- 11 13% 13%
70- 18 21% 21%
60- 31 37% 37%
不可 50- 3 4% 19%
40- 8 10%
30- 3 4%
20- 1 1%
10- 1 1%
0- 0 0%
合計 84 100%
平均点 66.9

水曜7限試験結果(平成21年1月14日(水)実施)

評価 割合
100 3 9% 14%
90- 2 6%
80- 11 31% 31%
70- 5 14% 14%
60- 5 14% 14%
不可 50- 2 6% 26%
40- 1 3%
30- 4 11%
20- 1 3%
10- 1 3%
0- 0 0%
合計 35 100%
平均 69.9


今年の教場変更 火曜1限 9-390 ⇒ 1-202(5/13より)

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● 今年度の受講者数(平成20年6月確定)

火曜1限 水曜7限
経営

経営
フレA フレB フレA フレB
2年 26 0 0 26 0 18 18
3年 50 1 0 51 2 0 2
4年 20 2 0 22 7 28 35
96 3 0 99 9 46 55

● 今年度の受講者数(平成20年4月末日現在)

火曜1限 水曜7限
経営

経営
フレA フレB フレA フレB
2年 26 0 0 26 0 15 15
3年 47 1 0 48 2 0 2
4年 21 2 0 23 6 26 32
94 3 0 97 8 41 49

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スケジュール

※ 予定は変更になる場合もあります。

テーマ 流れ 授業テーマ 扱った日本経済新聞記事 配付資料
1 4月8日 4月9日 導入 ガイダンス。受講上の注意。
他学部履修受付。
なし 1
2 4月15日 4月16日 経営労務論とは何か 「青山商事 店長・課長、管理職から外す 過去2年の残業代支給」(2008年4月9日(水))
【キーワード】名ばかり管理職、割増賃金、労働時間規定の適用除外
2-3
3 4月22日 4月23日 日本的経営と経営労務 「終身雇用 9割近く賛成」(2008年4月19日(土)夕刊)
【キーワード】終身雇用、年功賃金、フリーター
4-7
A なし 4月30日 【試験範囲外A】名ばかり管理職 A
B なし 5月7日 【試験範囲外B】要員管理 B
4 5月13日 5月14日  雇用管理 雇用管理と新卒採用 「雇用保険、国庫負担を廃止 財務省検討 社会保障費抑制を狙う」(2008年5月9日(金))
【キーワード】雇用保険、労使折半、失業手当
8-9
5 5月20日 5月21日 終身雇用とは何か 「新入社員に離職・休職対策 三井物産など 独身寮で交流促進」(2008年5月19日(月))
【キーワード】メンター、七五三現象、休職
10-13
6 5月27日 5月28日 出向・転籍のしくみ 「品質管理活動の残業代 トヨタが全額支給 「業務」と認め上限撤廃」(2008年5月22日(木)夕刊)
「ホンダなども支払い徹底 業務範囲線引き課題」(2008年5月23日(金))
【キーワード】QCサークル活動、業務、残業代
14-17
7 6月3日 6月4日 パートタイマーの雇用管理 時間の関係上、新聞解説無し 18-20
8 6月10日 6月11日 非正規雇用の雇用管理 正社員って何?(上)低賃金 長期雇用のわな (2008年5月26日(月)夕刊)
正社員って何?(下)会社からの自立 問う (2008年5月27日(火)夕刊)
21-24
9 6月17日 6月18日 報酬管理  賃金論入門 日雇い派遣 原則禁止 厚労省検討 対象職種巡り難航も (2008年6月14日(土))
【キーワード】労働者派遣法、26業種、日雇い派遣
25-28
10 6月24日 6月25日 年功賃金の導入 店長の処遇(上) 問われる流通業経営 競争激化、売り場に悲鳴 残業増、賃金見直し促す
(2008年6月17日(火))
店長の処遇(下) 残業なし改革広がる 淘汰の時代 効率化急ぐ(2008年6月18日(水))
マクドナルド 新報酬制度導入を凍結 (2008年6月23日(月)夕刊、2008年6月24日(火))
【キーワード】
29-32
11 7月1日 7月2日 年功賃金の改革 夏休み課題発表のため、新聞解説なし 33-42
12 7月8日 7月9日 人事考課のしくみ NEC 全社員の9割 在宅勤務 2万人可能に 機密保持を強化(2008年7月1日(火))
【キーワード】在宅勤務、
43-46
テーマ 流れ テーマ 扱った日本経済新聞記事 配付資料
13 9月16日 9月17日 報酬管理 昇進・昇格のしくみ 映画館で会社説明会 住商 系列施設を活用 多彩な事業PR(2008年9月8日(月))
【キーワード】採用戦略、
47-49
C なし 9月24日 【試験範囲外C】人事考課のしくみ2 C
14 9月30日 10月1日  労使関係
管理
労使関係史1 【レポート回収日】 なし
15 10月7日 10月8日 労使関係史2 【レポート回収日】 なし
16 10月14日 10月22日 労使関係史3 50-51
17 10月21日 10月29日 労使関係と労働組合 JT、たばこ事業効率化 国内工場、人員3割削減 (平成20年10月17日(金))
ボーイング 労使、交渉再開で合意 スト集結へは不透明さも(平成20年10月11日(土))
【キーワード】産業別組合、IAM
52-53
18 10月28日 11月5日 労働組合の実際 客室乗務員、労働時間の上限拡大、日航、最大労組と合意(平成20年10月23日(木))
【キーワード】企業内組合、時差と疲労
54-56
19 11月11日 11月12日 サブ
システム
労働時間管理 ボーイング スト終結へ暫定合意 雇用保障など、最大労組と(平成20年10月28日(火)夕刊)
求人倍率 0.84倍に低下 失業率は4.0%(平成20年10月31日(金)夕刊)
【キーワード】完全失業率、有効求人倍率
57
20 11月18日 11月19日 労働時間の国際比較 サービス残業 未払い指導 最多の1728社(平成20年10月25日(土))
残業代未払いで審判申し立て グッドウィル元従業員(平成20年10月25日(土))
看護師勤務実態 全国で緊急調査 過労死対策で看護協会(平成20年11月17日(月))
【キーワード】サービス残業、過労死
58-61
21 11月25日 11月26日 福利厚生管理 定期試験詳細発表のため、新聞解説無し 62-66
22 12月2日 12月3日 経営労務のキーナンバー・キーワード【※試験範囲ここまで】、新聞解説無し 67-70
23 12月9日 12月10日 成果主義賃金への流れ 働くニホン現場発 報酬の新ルール 個の結集利益もたらす(平成20年11月24日(月))
【キーワード】成果主義、部下育成、評価・報酬
71-73
24 12月16日 12月17日 まとめ まとめ(質問と解説)
試験 平成21年
1月20日
(火)1限
平成21年
1月14日
(水)7限
定期試験
追試 平成21年
2月10日
(火)1限
平成21年
2月17日
(火)7限
追試験(該当者のみ)


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講義履修上の注意

【重要事項】経営労務論2008(鹿嶋)
履修の手引き

駒澤大学経営学部 鹿嶋秀晃
2008年4月8日(火)・9日(水)

講義テーマ:現代日本の人事労務管理

「経営」、「労働」、「社会」の3つの視点で分析。
題材は日本企業の戦後復興から現在まで。
光と陰の両面を追う。

 ◇授業の目標◇
  ①経営労務に関する全般的知識の習得。
  ②労働問題、社会問題に対して関心を持ち、考える力を養うこと。
  ③日本経済新聞の労務・労働に関する記事が読めるようになること。

1.ルール
 ・出席は取らない(出席点は一切なし)。
 ・試験・レポートなどの重要な告知は3週間前までに行う。あわせてWEBサイトでも告知する。
 ・私語、携帯電話は厳禁→ひどい場合は退出させ、単位認定なし。
 ・教室の出入りは他人に迷惑をかけないこと(最小限に抑え、静粛にすること)。
 ・質問は授業終了後の「質問票」による(提出は任意、成績評価とは無関係)。
 ・昼(火1)と夜(水7)、どちらも講義内容は同じ。経営労務論に限りどちらを受講しても可。
  ただし、履修登録や定期試験時にはくれぐれも間違いのないように。
  進行状況はWEBサイトで確認のこと。
 ・講義は板書中心形式で行います。
  大学ノートを準備してください。必要に応じて資料を配付。

2.経営労務論と関連の強い専門科目
 生産管理論、労働法、経営組織論

3.テキストについて:特に指定しない。講義に役立つ参考書は随時提示。

4.授業のテーマ:1講義1テーマ原則で進行。
5.成績評価
 ・成績評価はレポート+学年末試験=合計で判定。
  (ひどい私語・携帯電話などは減点対象。)
 ・夏レポート課題は7月に提示します(夏休みにしっかり勉強してください)。
  提出期限は9月下旬予定。
 ・学年末試験は持込一切不可。
 ・過去試験の傾向についてはホームページを参照のこと。
 ・テストで「卒業がかかっているので単位をください」など授業内容と関係のないことを
  書いた場合、一律40点マイナス。ゴマスリ無用。

6.授業方針
 ・時事問題も扱う
  題材として、日本経済新聞やVTRなど
 ・出席を取らない理由。
   出てさえいればいいという考え方を排除。
   出席することより大切な知識・考え方を得る方が大切。
   3,4年生で就職活動等の用事でどうしても出席できない場合があるため。
 ・「勉強の仕方」も学ぼう~図表の見方、ものの見方・考え方、学問とは何か
  ノート・メモの取り方、論文の書き方、新聞の読み方、読書の仕方など

7.欠席した場合
 ・減点対象にはしません。
 ・ホームページから情報を得たり、友人に聞くなどして各自でフォローしておくこと。
 ・授業終了後はプリントを配布しません。
 ・遅刻してきた場合も、余りがなければプリントは配布しません。

8.この講義に関するホームページ http://www.komazawa-u.ac.jp/~kashima/
 ・ホームページの内容:(※講義ノートはホームページには載せません。)
  講義のテーマ(過去のテーマと授業予定)、講義の参考文献、Q&A
  テスト・レポートの予告、テストの講評と成績分布(優・良・可・不可、S/A/B/C/Fの比率)

 座っているだけでなく、頭を使おう!(考える)、手を使おう!(メモする) 

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Q&A


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レポートについて


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◆経営労務論2008レポート受領状況(2008年10月9日締切)
 ※ 個々人の受領状況については、講義内で回覧する一覧表か教務部掲示板で確認のこと。

曜日/学年 9月30日(火) 10月1日(水) 10月7日(火) 10月8日(水) 郵送 合計 履修者 提出率
火曜1限 2年 10 0 11 1 1 23 26 88%
3年 14 0 20 8 3 45 51 88%
4年 2 0 6 5 1 14 22 64%
水曜7限 2年 0 5 0 8 1 14 18 78%
3年 0 1 0 1 0 2 2 100%
4年 1 3 0 11 1 16 35 46%
合計 27 9 37 34 7 114 154 74%

◆経営労務論2008 夏休み課題

2008年7月1日(火)、2日(水)
経営学部 鹿嶋秀晃

(課題)課題図書10冊の中から1冊を選び、レポートを提出すること。
課題図書10冊のリストはこのファイルにあります。

目的)①現代的課題や幅広い視点から経営労務を見て、知的好奇心を高めること、
   ②単位取得のためのリスク分散

レポート文字数)合計3,000字程度(プラスマイナス100字は認める)。
 (A)要約、(B)感想、(C)この本の面白さ、(D)本書に残された課題、に分けて書くこと。
 (A)~(D)の比率は自分で決めて良い。

┌───────────────────────────────────
│例)経営労務論2008レポート

│            宮本みち子著『若者が社会的弱者に転落する』を読んで
│                                経営学部 MK0000 小鳥武
│(A)要約
│  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
│ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
│  
│(B)感想
│  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
│ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
└───────────────────────────────────

提出様式)
 1)用紙サイズはA4。ワープロ打ち又は原稿用紙に手書き。
 2)表紙を付けること(「講義中に配布したもの」or「ホームページからダウンロードし印刷したもの」)
 3)左上をホッチキスで留めること。

提出期限と提出場所)
  9月30日火曜1限 10月1日水曜7限 (火曜は1-202、水曜は9-287)
  10月7日火曜1限 10月8日水曜7限 (火曜は1-202、水曜は9-287)
 *履修登録時間にかかわらず、上記4時間帯のいずれかに提出すること。事故防止のため、研究館
  ポストには絶対投函しないこと。やむを得ず出席できない場合下記住所に10月9日(木)必着で
  郵送のこと。郵送費は自己負担。郵送の場合は、控えの残る方法を用いること。
   〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1 駒澤大学経営学部 鹿嶋研究室

注意事項)
 *0~30点分を定期試験素点に加算します。
 *自分の提出したレポート課題はコピーして保管しておくこと。
 *10月中旬以降に提出者一覧を掲示するので、確認すること(11月末まで)。
 *指定図書以外の書籍でレポートを書いても受領しない。
 *電子メールによる提出は認めない。
 *提出期限後のレポートは認めない。
 *同一レポート、明らかに他人のものを写したレポートはその双方を0点とする。
 *wikipediaやamazon書評、書評ブログなどの転載は認めない(減点対象)。

試験について


2008年11月25日火曜日(昼)&2008年11月26日水曜日(夜)発表

平成20年度 経営労務論の定期試験について

※重要事項※
持ち込み不可 ,単位懇願お断り

1.評価方法について
 ・記号選択・穴埋め問題(60点分)・論述問題(40点分)・夏レポート(30点分)
 ・合計が100点を超えた場合、一律100点として成績評価します。60点以上が合格。
 ・昼(火曜)と夜(水曜)は別の問題を出題します。
 ・登録時間帯以外での受験は採点しません。くれぐれも間違いのないように。
  ※授業の時に提出してもらっていた「質問票」は成績評価には考慮しません。
   また演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(鹿嶋)の受講も成績評価には考慮しません。
  ※不正行為はルールに基づいて厳罰。

2.記号選択・穴埋め問題(60点分)[第Ⅰ問]
 ・基準に基づき明確に採点します。3点×20問=60点。
 ・テーマ2~テーマ22の範囲から出題(=講義内容+前回の質問解説+新聞解説)
  (「テーマ1」の内容は、履修正式決定前なので範囲外です。)
 ・20問のうち「経営労務のキーナンバー・キーワード」が5問。
 ・専門用語の漢字間違いは減点。

3.論述問題(40点分)[第Ⅱ問]
 ・論述問題を5問出題します。そのうち2問を選択。「~について説明せよ」の形式。
 ・得点調整をする場合もあります。(諦めずに時間いっぱい、紙面いっぱい書くこと)

4.減点の対象
 ・ごますり、テスト前後のレポート提出。
 ・泣き落とし(「卒業がかかっているので是非単位を下さい!」など)一律40点減点。
 ・授業に関係のない答案(「私はバイト、部活動を一生懸命やった」など)→関係ない。

5.採点結果と質疑応答について
 ・電子メールでの質問には一切答えません。
 ・素点が知りたい場合は直接口頭で伝えます。成績発表後、研究室を訪ねてください。
 ・ホームページでは優・良・可・不可(S・A・B・C・F)の比率と講評を公開します。
 ・単位の懇願は大迷惑(勉強するならテストの前に!)。

6.各回の講義タイトル、過年度の試験傾向などについてはWebページを参照のこと。
  http://www.komazawa-u.ac.jp/~kashima/index.htmlの「講義科目」のコーナー。

【前もってしっかり勉強すること!】
 ※ 板書・ノートの内容をちゃんと把握しておくこと
  (専門用語をただ単語として覚えておくだけでなく、その意味や背景を把握する)

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