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齋遜の俳句・川柳

更新 2018-05-01
西村(溪春,齋遜)の自作と,気に入っている俳句・川柳です.

もともとの川柳には,どこかに“ばかだねぇ”,“こんな奴にはなりたくないね”という嘲笑を含んでいました.


戻りより 上りが好いと 後家が言い

(もどりより のぼりがよいと ごけがいい)
後期の『誹風柳多留』風に
2011-08-26 溪春

戻りより 上りが好いと 隠居言い

(もどりより のぼりがよいと いんきょいい)
初期の川柳っぽく やや嘲笑的に
2011-08-26 溪春

戻りより 上りを好む 歳になり

(もどりより のぼりをこのむ としになり)
脂の軽い上り鰹のほうを好むようになってしまった…
原作: 2011-08-26 溪春

つけまつげ マスカラ ラッシュの立ち化粧

(付け睫毛 マスカラ ラッシュのたちげしょう)
付けまつげにマスカラは付けないものらしい.
しかし私は見た! そういう意味でも驚異的.
2010-06-22 齋遜

街中の 二十歳がわかる 十五日

(まちぢゅうの はたちがわかる じゅうごにち)
以前は 1 月 15 日が成人の日だった
1994-01-15 齋遜

とろよりも しんこをたのむ ひとにほれ

(トロよりも 新子を頼む 女に惚れ)
1998 齋遜

前で飲み そば喰いそこなう 呑んべ連れ

(まえでのみ そばくいそこなう のんべづれ)
三軒茶屋の蕎麦屋「東風」で
2018-05-01 齋遜

鮨屋にて 何つまむらむ 秋かつを
    冬ひらめ鯛 春はとり貝

(すしやにて なにつまむらん あきかつお 
ふゆひらめたい はるはとりがい)
良寛の本歌取り
1996-02-23 齋遜

香の高き 蕎麦をすすりて 秋の風

(かのたかき そばをすすりて あきのかぜ)
塩尻の蕎麦屋「まる泉」で
2006-07-23 齋遜

初雪に 松も装う 厳島

(はつゆきに まつもよそおう いつくしま)
山陽本線車中で
1986-01-13 齋遜

他人の秀句

はなを愛で みを食べたねを 捨てる男

(はなをめで みをたべたねを すてるひと)
ビッグコミックオリジナル“川柳虎の皮”掲載
2003-08-20 守田文子 氏

通さぬは 通そうための 道普請

(とおさぬは とおそうための みちぶしん)
普請は工事のこと
作者不詳

新走り 飲ませたき師の 亡き夜かな

(あらばしり のませたきしの なきよかな)
校閲後

この酒を 飲ませてみたい 人は亡く

(このさけを のませてみたい ひとはなく)
原作: 1993-11-28 齋遜

J'aurais aimer gouter ce sake avec mon pere.
Helas, il n'est plus la.

フランス語訳: 2006-03-30 宮本博幸

願はくは 花の下にて 春死なむ
     その如月の 望月のころ

(ねがわくば はなのもとにて はるしなん 
そのきさらぎのもちづきのころ)
如月は旧暦二月,望月は満月.作者は,そのとおり
文治六年二月十六日(1190-03-23, 望)に遷化した.
文治六年以前 西行

かたみとて 何残すらむ 春は花
     夏ほととぎす 秋はもみじ葉

(かたみとて なにのこすらん はるははな 
なつほととぎす あきはもみじば)
貞心尼
1830年頃 良寛

うらをみせ おもてをみせて ちるもみじ

(裏を見せ 表を見せて 散る紅葉)
1831年 (伝)良寛 辞世
 
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NISHIMURA, Kazuo (nishimura@komazawa-u.ac.jp)