米国でPentiumパソコンの低価格競争が勃発。

90MHz機は1500ドル近く下げ2500ドル前後に

『日経パソコン』1995410

 

インテルが120MHzPentiumの出荷を世界同時に開始

コンパック社、DEC、エイサー・アメリカが低価格製品を投入

 既存のPentium(クロック周波数90MHz100MHz)搭載機を売り切るため

 

米国での価格競争のきっかけ

HP(ヒューレット・パッカード)社がPentiumパソコンVectra VEシリーズを発表 3月

    VectraXU90MHz Pentium、メモリー16MBHD540MB)=$3576

    コンパックのDESKPRO XLより$600安い($4200

1週間後

  コンパックのDESKPRO XL(90MHz Pentium メモリー16MBHD540MB)$3200

  コンパックの値下げはPentiumパソコンの価格の上限を決める

 

3月中旬 各社が新製品を$3000未満で発売

  DECCelbrisシリーズ、エイサーのAcerAcrosAT&T GISGlobalyst

   90MHz Pentiumパソコンのハイエンド機の標準価格は$2500

今後、IBMが値下げ競争に参加すればもっと下がるだろう。

     IBMの方針は不明

 

486機は$1000以下に  Pentiumパソコンの価格競争による副産物

3月に値下げ

   HPが最大16%、コンパックが最大23%、DEC最大23%、

   IBM ThinkPad、最大24%値下げ

これに引きずられ、アップルコンピュータも最大20%値下げ

  PowerMacintosh 6100Performa 630PowerBook 500 

 

日本では今のところ価格競争ない(注)。NECが態度を明確にしてない

日本では3月は期末だから、売れ行き好調で値下げの必要ない

 


4月 デルコンピュータが120MHz Pentiumパソコンを発売、

         既存のPentium機を最大24%値下げ

90MHz Pentiumパソコンは20万円台前半、75MHz Pentiumパソコンは18万円

=>日本でも値下げ圧力は強まっている

 

日本での低価格化のカギは、NEC、富士通、日本アイビーエム

NECが値下げすれば他社も追随せざるをえない

早ければ今年半ばに、遅くとも今年後半にPentiumパソコンの低価格競争が始まるかもしれない

 

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その後

 

1.       アップル、人員削減2800人に拡大  日経1996/4/18

2.       アップル4100人レイオフ、全社員の3割削減。  日経1997/3/15夕刊 

3.       米アップル7億ドル赤字  日経1997/4/17 

4.       マイクロソフト社とアップルコンピュータ社が広汎な資本・技術提携を発表 マイクロソフトが最大株主に  日経1997/8/8 

 

1.       富士通の低価格攻勢。「フジツー・ショック」  日経1996/4/7

2.       1996年のパソコン出荷、過去最高。NECのシェアが40%から32%に低下。  日経1997/1/31 

3.       NECAT互換機を発売 199710月から  日経1997/9/17 

4.       NEC製品、一ヵ月で35%価格低下。富士通も20万円台の新製品。  日経1997/12/6 

5.       米デルコンピュータ社が米パソコン市場で1位に。1997年第二四半期  日経ビジネス1997/10/6 

6.       デル、直販・受注生産で独走。在庫日数4分の1  日経1997/12/29 

7.       米デル、前年比82%増益。981月期の年間決算で  日経1998/2/19 

8.       日本IBM、企業向けパソコンを3割値下げ。直販に対抗  日経1999/4/6 

 

更新日:01/07/26