文字入力のヒント
Microsoft IME 2003 & Microsoft Office Word 2003の場合
以下の説明の前提
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Microsoft IME アイコンの[プロパティ]の「全般」タブの「キー設定」が「Microsoft
IME」である。
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Microsoft IME アイコンの[プロパティ]の「全般」タブの「入力設定」が「ローマ字入力」である。(かな入力ではなく)
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ローマ字入力のメリット: 覚えるキーの数が少ない(kstnhmyrw+aiueo)。英文字を書くのに早く慣れる。
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Microsoft IME アイコンの中に 「あ」が表示されている。(入力モードが「ひらがな入力」である)
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「あ」がいつのまにか表示されていないとき
=[無変換]キーを何回か押して「あ」にする。
または、Microsoft IMEアイコンの中の「カ」または「A」などをクリックし、「ひらがな」をクリックする。→チェックマーク「レ」が付く
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Microsoft IMEの「入力方式」が「IME スタンダード2003」(Microsoft IME アイコンの左端が●)である。
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「ナチュラルインプット」(左端が●)は、Microsoft
Word以外のソフトでは使えないらしい。
文字入力の一般的な注意
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全角と半角を区別する。 例)2005と2005。 computer と computer。 ITとIT
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英数字(英字と数字)は半角で。 例)2005。computer。(フォントはCenturyになる) (ファイル名を書くときも)
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カタカナは全角カタカナで。半角カタカナは使わない。
日本語入力と直接入力の切り替え=日本語入力のオン/オフ
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[半角/全角]キー(キーボードの左上) を押すたびに、Microsoft IMEアイコンの「あ」と「_A」が入れ替わる。
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「_A」は、直接入力のモードになったことを表す。
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古いキーボードでは、Alt+[半角/全角]キー を押すたびに、「あ」と「_A」が入れ替わる。
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左手の親指でAltキー を押しながら、中指で[半角/全角]キーを押す。
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または、Microsoft IMEアイコンの「あ」か「_A」をクリックし、「直接入力」または「ひらがな」をクリックする。→チェックマーク(
レ)が付く。
*「直接入力」はキーボードに書かれた文字や記号をそのまま書くときのモード。(欧米で標準)
*「直接入力」を使うのは、英字を書くとき、Webページのファイル名を書くとき。
キーボードのホームポジション
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左手は、人差し指を「F」キーの上に置き、ほかの指を順に「D」「S」「A」の上に置く。
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右手は、人差し指を「J」キーの上に置き、ほかの指を順に「K」「L」「+」の上に置く。
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スペースキー([変換]キー)の上に親指を乗せる。
=>詳しくは、『パソコン使いこなし術2001年』の3.1.3節
◎ 数字は、文字キーの上に横に並んだ数字キーも使える。 ホームポジションに近い。
◎ 「!, &, %, ( , ), =, ~, _ ,<, >, *, ?」など => Shift
+ 該当するキー
*「Shift+ 〜キー」は、Shiftキーを押しながら 〜キーを押すこと。
変換の基礎
1. 入力したひらがな文字を漢字に変換する
=[変換]キーを何回か押し、変換候補の中から適切な漢字を選び、Enterキーで確定。
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[変換]キーを押したあとで、(確定の前に)ひらがなの入力ミスに気が付いたときは、[ESC]キー(エスケープ・キー)でひらがなに戻し、修正する。
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変換する区切りを変えるには、Shift+ →または←。
3. いったん確定した漢字を変換しなおす
=漢字を選択して(反転表示させて)、[変換]キー
4. 入力したひらがな文字を全角カタカナに変換。 入力モードをカタカナに変えてから入力するのは手間
=[変換]キーを押して出た候補から選ぶ。 または[無変換]キー、または[F7]キー。
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[無変換]キーを押すたびに、全角カタカナ→半角カタカナ→ひらがな、と順に変わる。カタカナを半角カタカナにしない。
5. 入力した全角数字を半角数字に変換。 数字は必ず半角で
=[変換]キー、または[F8]キー。 全角に戻すには[F9]キー。
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例: 「2002ねん12がつ15にち」と入力して[変換]し、「2002年12月15日」にする。
6. 英字は直接入力モードにしてから書く。 英字は必ず半角で
★半角の英数字は、Microsoft Wordでは行末で分割されない。(全角だと、たとえば「co」が行末に、「mputer」が次の行頭に、区切られる)
ローマ字入力のこつ 太字を推奨
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ジェット ← zyetto / jetto
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中小 ← tyuusyou / chuushou *中国
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チェック ← tyekku / chekku
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情報 ← zyouhou / jouhou *工場
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会社 ← kaisya / kaisha *社会
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一丁目 ← ittyoume / icchoume *itchoumeはない。
「ァィゥェォ」 (小さいアイウエオ) を単独で書かない方法
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fa →ふぁ *ファイル、ファミリー #ほかにfi, fe, fo
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ve →ヴぇ *ヴェニス #ほかにva, vi, vo
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thi →てぃ *パーティー、ティーカップ
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dhi →でぃ *ディスク、ディスプレー
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wi →うぃ *ウィルス、ウィンドウ
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we →うぇ *ウェスト、ソフトウェア
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who →うぉ *ウォーター、ウォッシュ #woは「を」になる。
◆「ァィゥェォ っ」はすべて全角文字。 半角カタカナ(アイウエオ)は禁止! 例)フアイル
「ァィゥェォ っ」(小さい「アイウエオ つ」) を単独で書きたいとき
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「ァィゥェォ」: 「あ」を[変換]する。または、la, li, lu, le. lo または
xa, xi, xu, xe, xo と書く。
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「っ」:「つ」を[変換]する。または ltu または xtu と書く。
◎詳しくは、Microsoft IMEアイコンの[ヘルプ]の「目次とキーワード」をクリックし、「ローマ字とかな対応一覧」を見る。
記号の入力1: キーボードにない括弧
『、』、【、】、≪、≫など → “ 「 ”を変換する。「閉じる括弧」は自動的に出てくる。
記号の入力2: ひらがなを入力して変換
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“やじるし” [変換]⇒ →、↓など
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“から” [変換]⇒ 〜
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“ページ” [変換]⇒頁
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“ゆうびん” [変換]⇒〒
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“おんぷ” [変換]⇒♪
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“ほし” [変換]⇒☆、★など
◎詳しくは、Microsoft IMEアイコンの[ヘルプ]の「目次とキーワード」をクリックし、「入力しにくい文字の入力」の中の「特殊文字入力の一覧」を見る。
◆禁止: 「に」「さん」「かぶ」を変換すると、「U/A」「V/B」「梶vが出てくるが、使わない。インターネットでは通用しない。 → 直接入力による
II、III( I をくりかえす)、「2) 」 「3) 」 、「(株)」(三文字で)などを使うべし。
変換は文節変換で
「今日は」と書くときに、「きょうは」まで書いて[変換]キーを押す。
*「きょう」→ [変換]キー → 「は」 → [変換]キー … と書くと思考が途切れやすい。
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日本語文の文節は、「ね」を入れることができるところで区切る。
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例 「今日はね、私はね、急いでね、学校にね、来ました。」
字下げを、全角スペースに設定する
字下げとは、段落の始めに空白を入れること。(原稿用紙で最初に「ひとマス」あけるのと同じ) 正式の文書では必要。
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Microsoft IMEアイコンの[プロパティ]ボタンをクリックし、
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「全般」タブが出ていないときは、これをクリックし、
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「初期入力モード」を「ひらがな」に設定し、
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「スペースの入力」を「入力モードに従う」に設定。
練習: 前年度に提出した新聞記事に対する「自分の意見」を Wordで書き、そのファイルをホームDに保存する。