オンライン・サークルの参加者が、そこで起業、NGO/NPO、ボランティアなどの生産活動を始めると、事情は一変する。131p
消費のみならず生産を目的とした活動がオンライン・サークルで行われるとき、信頼関係や互助関係などの共同体的な性格が現れてくる。 はかない電縁広場とは違って、生きがいを約束する共同体となる可能性がある。132p
消費的生産者による「オンライン・サークルからオンライン共同体への組み替え」136p
オンライン共同体のなかで通用する電子マネー142p
地域通貨の電子マネー化144p
- 地域通貨は電子マネーになるだろうか(可能性と必然性)。
オンライン共同体は、市場経済ではなく贈与・互酬経済の場となる。145p
たとえば、音楽などのデジタル情報財の交換、ソフトのオープン・ソース運動。地域通貨の電子マネー。
IT革命の結果、かえってローカルな贈与・互酬経済がよみがえる場合もある 182p
近未来情報都市 168
ユービキタス化
オンライン共同体が成立する条件は、あちこちで渦巻く高速な情報流と、人間の移動を含めた物流とをうまく調和させるような居住空間 172p
空中都市とオンライン共同体 173
常に変動する情報流と、人間の移動を含めた物流とを調和させる方法 →居住空間を三次元化する、都市を立体化する。
住民相互の物理的距離を減らす。
空中都市に近いイメージ。174
職住接近 175
立体都市プロジェクト 176