ゼミ日誌/小林ゼミナール

科目名: 演習I

開催日:20001101日 水曜日

記入者:森田

次の記入者:上平

報告者:森田、神長、岩本、天笠

司会者:森田

全体的なテーマ:

夏休み研究図書の発表: 中谷巌『eエコノミーの衝撃』

分担の範囲:

 導入(森田)、第一章(神長)、第二章(岩本)、第三章(天笠)

報告の内容、提起された論点:

l        「デジタル情報革命」により、うまく情報革命を取り入れた企業は飛躍的な成功を収めるが、うまく対応できなかった企業は競争から脱落し低迷する。これを「二極化」と言う(神長)

l        デジタル革命により、「企業主導型ビジネス」から、「顧客主導型ビジネス」へと転換(神長)

l        デジタル革命により、eエコノミーと、従来の企業形態のtエコノミーが衝突(岩本)

l        インベスターズ・リレーション(IR)が最近日本の企業の中にもでてきた(天笠)

討論の内容:レポーターから、フロアから

・「二極化」が進む事は間違いないだろう。いかにしてデジタル革命を社内にうまく取り入れるか?
・「顧客主導型」のビジネス体系になっていくのは、いろいろなニーズに答えられる企業を選択できるので、消費者にとってはいいことだ。

・サイバービジネスなどもこれからどんどんでてきて、もっと生活が楽になるだろう。

教員の発言:

・デジタル・デバイド(digital divide)の意味は「情報格差」であって、所得格差ではない。デジタル・デバイドは所得格差によって生じ、さらに所得格差を拡大する要因になっている。

・企業の業績を株式の時価総額で判断するのはおかしい。やはり利益率や利益額で判断すべきだ。

感想/問題点/提案:

 今回のゼミは欠席者が多くて出席者のモチベーションも下がった。今日は、来年からこのゼミに参加する川合君と斉藤君も来ていたが、他のゼミ生があまりにも休んでいたので恥ずかしくなった。来週は全員がそろうことを願っている。

特記事項:

来週は『eエコノミーの衝撃』の発表の後半をやる。

欠席者:上平、依田、鈴木(雄)、岩佐、村上、蕎麦田、上滝。