ゼミにおけるグループ発表と質疑応答のすすめ
レジュメや資料の発表者
- 文献情報(著者/筆者、題名/書名、出版社、出版年)、資料発表日、発表者を明記する。
- 箇条書きにする。体言止めで。 引用は重要なものに限定する。
- 全体の構成が分かるようにまとめる。
- 用語解説を付ける。
- ゼミの共通文献を重視して、疑問点、論点などを用意する(「考察」もいい)。グループで話し合う。
- 発表の最初に、全体の構成、趣旨、結論、ポイントについて紹介する。共通文献以外なら、取り上げる理由も。
- 発表するときは、元の文献を再現するように話す。その執筆者の代弁をするが、盲信しないように(「教科書」ではない)。
- 発表するときは、プロジェクターや黒板を自由に使う。
- 発表が終わったら「何か質問や意見はありませんか」と問う。
- 一定の限られた時間で物事を説明し、不十分なところは質疑応答で補足する、という活動に慣れる。
司 会
- 資料の確認。配布されているかどうかを確認。
- 発表の順序を説明する。準備された資料にふさわしい発表順序を考えておく。
- 時間配分を考えておく。一つの発表ごとに質疑応答する。
- 発表が終わったら「何か質問や意見はありませんか」と問う。
- しばらく時間を空けて考える時間を取る。みんなの顔を見て意見のありそうな人を探す。同時に、誰か指名する人を考える(指名は、抑制にもなれば、次の発言のきっかけにもなる)。指名する人は偏らないように。
- 発言者の発言に意味不明なところがあれば確かめて、回答者に取り次ぐ。
- グループの中で回答者を判断・相談する。あるいは指名する。
- 回答者は持てる力で答える。誤りを怖れない。終わったら「どうでしょうか。」
- 司会者は、「○○さん、どうですか(納得しますか)」と、追加の質問を促して対話を盛り上げる。
- 2人の質疑応答が続いたら、「今のやりとりについてどう思いますか」と別の人に意見を求めるのもいい。
- 一つの質疑が終わったら、「ほかに質問や意見はありませんか」。時間の許す限り。
- その日に発言していない人をどこかで指名する。
- 発言者と回答者の間の相互理解を促進する。多くの人が発言するように配慮する。
発言者
- 自分から挙手してどんどん発言する。
- 「なぜ〜なのでしょうか。」という質問が望ましい。しかし用語の細かい質問でもいいので、何か考えておく。
- 疑問点に関連するのが、文献や資料の何ページ、何行目かを言う。
- その疑問を持った理由も説明するのがいい。別の文献の記述、自分の知識、推理、体験など。