ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール

科目名: 演習 II

開催日: 2002625日火曜日

司会者: なし

欠席者:森山、安永 

日誌記録者:松田

次の日誌記録者:中田 

全体的なテーマ: 文献発表

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 

渋谷:伊丹敬之+伊丹研究室『情報化はなぜ遅れたのか 日本企業の戦略と行動』

中田:青山公三+[協力]森健次郎『IT大国アメリカの真実』東洋経済新報社、2001

青木:デビット・ブネル、リチャード・レッケ『e-Bayオークション戦略』2001

 

提起された論点と討論の内容 

渋谷:

    日本のIT革命の遅れ(対アメリカ)

    遅れた理由は、パソコンのハードとソフトの価格、インターネットの通信料が高いことや、アメリカと違ってインターネット関連のベンチャー環境が整っていないことなど。

中田:

    アメリカのIT関連人材育成戦略には、地域の独自性が存在する。

    IT産業集積拠点も地域の独自性が存在する。これが、アメリカのIT産業の強みとなっている。(例)マルチメディア・ガルチとテレコム・コリドール

    考察→日本もアメリカのような地域分散型に構造改革すべきだ。

青木:

    C2Cビジネスの代表例→ e-Bay

    e-Bayの始まりとインフラについて

    ライバル企業との競争の中、ネットオークションだけを戦略としてe-Bayは成功した。

教員の発言: 

    パソコンリテラシーについて:パソコンのキーボードなどが使える能力のこと。リテラシーliteracyは「読み書き能力、識字力」の意味。literacyがないことを文盲(もんもう)、その人口比を文盲率と言ったが、今はあまり使わない。

    デルコンピュータは受注生産・直接販売にもとづく低価格戦略により世界一位になった。日本のパソコン企業に比べ3割安く納入した事例がある。

    アマゾン・ドットコムはCD、書籍など様々なものをオンラインで販売している。

特記事項: なし

感想/問題点/提案: 

 今、ちょうどこの時代のアメリカの経済、社会、文化といったあらゆるモノがITに適していたからこそアメリカはITで成功を収めることができたのではないかと思った。IT産業集積拠点を結んだネットワークやe-BayといったIT企業が、これからもますますアメリカのITを発展させていくだろう。

自由カキコミ: 

 早く梅雨が終わってほしいです。

 コバマサ>本当に。

Ver. 01/10/03