ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール
科目名: 演習II |
開催日: 2002年7月2日、火曜日 |
司会者:田口、森山、永井 |
欠席者:岡田、岩崎 |
日誌記録者:中田 |
次の日誌記録者:森山 |
全体的なテーマ: 文献発表(日本のIT化での現状と未来への展望) |
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報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 田口:東倉 洋一『ITは人間を賢くするか』2001年 森山:佐々木 一人『ブロードバンドビジネス2002』2001年 永井:池田 信夫『ブロードバンド戦略 勝敗の分かれ目』2001年 |
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提起された論点と討論の内容: 田口:現状のIT進展、未来のeパートナーと音声翻訳パートナー 森山:ブロードバンドの特徴 例)NTTの経営 @スピードの重要性 A変化を察知する洞察力。 ITからRTへの移行 永井:「メトカーフの法則」、ブロードバンド戦略の状況と課題 |
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教員の発言: eパートナーはNTTの将来の携帯端末として期待されており、自動翻訳機能を有するすばらしいものである。一般的な自動翻訳は実用性が難しく、人の声を完全に聞き取るようになるまでにはまだまだ発展途上といったところだ。 ITからRTになる要因は「皆と共同」だからか、それとも「他より先んじる」からなのか→ 企業の良いところを盗むから後者になる。 ブロードバンドビジネスは、BBによって可能になるビジネスとそれを支援するビジネスからなる。例)ヤフーBB。映像をより早く入手できる。通信事業、旅行業界が中心だが本来は消費者向け。 メトカーフの法則はネットワーク外部性ともいわれる。つまり通信できる組み合わせの価値が高まるとコストが下がるため金銭的な価値は下がる。従来の文字、動画、静止画よりも高度なボイスオーバーインターネットプロトコル(VOIP)=音声通信が登場した。これを使い国際電話を超えた低価格化が実現した。西垣氏の言葉を引用すれば、将来の展望として放送もネットを使ってできるようになるかもしれない。 |
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特記事項: 夏の集中ゼミについて、レポート作成の詳細、後期の教科書について |
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感想/問題点/提案: 三者ともに消費者というよりも企業経営が今後どのようにITと結びつき新たなビジネスへと進化していくかを説明した。eパートナー、音声翻訳そこから音声通信が発展のちにそれらがRTと変わりつつある状態である。本当にそれらが実現したときこそITの底力を垣間見ることができるのではないか。 |
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自由カキコミ: 最近ゼミ内はもちろんのこと周りでも風邪が流行っているようです。季節の変わり目であるこの時期はかかりやすいので気をつけなければいけない思います。皆さんうがいと手洗いは忘れずに |