ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール
科目名: 演習 II |
開催日: 2002年11月26日火曜日 |
司会者: 青木 |
欠席者:岩崎 |
日誌記録者:松田 |
次の日誌記録者: |
全体的なテーマ:A班の発表。 外食産業と建設業 |
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報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 高木: 外食産業(テキスト) 岡田: サイゼリヤについて 青木、森山:建設業(テキスト) |
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提起された論点と討論の内容: 外食産業: · 生業店の割合が低下し、大型チェーンが増加。 · 80年代のような成長は難しい。→差別化が必要 (質問)外食産業はなぜ、バブル期に採用難になったのか? →当時、外食産業はあまりいい印象をもたれていなかったからではないだろうか。 サイゼリヤ(元ベンチャー企業、大量のワインを輸入) 効率化;独自の生産・流通システム、店舗作業の効率化。 (討論)なぜ、サイゼリヤは4ヶ月連続で売上が10%以上減になったのか? 原因は ・ メニューに飽きた(消費者ニーズに対応できていない) ・ ファミレス業界の競争相手の増加 ・
全体的傾向(株価下落) 建設業: 建設業には、政府や民間などの発注者がゼネコン(総合建設業者)に工事を依頼し、ゼネコンは下請けに仕事を発注するというタテの分業と、専門技術を扱う技能者(水道、ガス、電気)たちのヨコの分業がある。 · 産業集中度を見ると大企業5社の占める割合は10%しかなく、残りは中小企業によって占められている。 · ゼネコンの利益4%(約60%が外注費) |
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教員の発言: ・日本は建設業に依存しすぎている。これは、大型公共事業が頻繁に行われたので不振な農業に従事していた農村部の人達が建設業に移ったことがある。 ・産業組織とは、独占的か、寡占的か、自由競争的かなど産業集中度から見た産業のあり方のこと。 |
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特記事項:なし |
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感想/問題点/提案: バブル期、外食産業も建設業も順調に成長をしていた。しかし、バブルが崩壊し不景気が続く今日では消費者ニーズの対応、コスト削減、決定のスピード化などを求められているものが多く、厳しい状況におかれていると思った。外食産業は多様になった消費者ニーズへの対応、コスト削減のための効率化などを行い、建設業は政府、公共事業に頼らない独自の何か新しいことを見つけていく必要があると思った。 コバマサ:鋭い指摘だと思います。また議論のまとめも的確で簡潔です。「産業組織」という用語は耳慣れないが、時々出てくるので注意して。 |
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自由カキコミ: |
Ver. 01/10/03