ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール

科目名: 演習 I

開催日: 20031014、火曜日

司会者: なし

欠席者:飯坂

日誌記録者:金 

次の日誌記録者:坪井 

全体的なテーマ: 

『eエコノミーはどこに向かうか』の序文、プロローグ、エピローグ

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 

宮内

    ネット関連企業の株価の急落は一時的な状態で、その上に覆いかぶさるように多々のビジネスが新たな市場を切り開き続けるだろう。

坪井

1.       インターネットによる市場機会の確立、産業構造、社会構造の変化。

2.       変化の方向を見極める、予見、行動。

3.       マーケットでの直接な実験。

4.       実験の成功により新たな市場の獲得。

木内

1.       2、3年で開拓が終わるような狭い世界ではないフロンティアの存在。

2.       インターネットはコンピュータとネットワークの融合。

3.       人間社会の複雑さとインターネット世界。

4.       インターネット革命によるさまざまな産業の変化。

5.       われわれ自身が実験場に暮らし、実験対象になる。

提起された論点と討論の内容

木内

「変化を先取りし、変化の方向を見極める予見的な行動が求められている。」とあるがどんなものが求められているか? 

    企業が誰よりも早く情報を入手すること。

    必要な市場調査と明確な判断。

坪井

eマーケットは今までのアメリカ主体の経済を大きく変えてくれるのではないだろうか。

    今は市場の中心がアメリカ、アメリカに勉強に行くために変わらない。

橋本

どんなビジネスで株価が戻るのか?

    ネット企業と従来の企業を統合したビジネス。

金子

インターネットが普及したらどんな社会になるか?

・人間関係が薄くなり、機械的な社会になる。

教員の発言: 

 監修者序文にあるように、本書はネットバブルが崩壊したあとを見定めたアメリカのIT事情を描いている。「アメリカでの新たなビジネスの成功と失敗」(vi)を扱っていることに注目しよう。

 プロローグで述べている「実験場としての市場」という捉え方は本書の主張の重要な点である。

 エピローグではコンピューターは人間社会の一部しかシミュレートできないと書かれているが、これはコンピューターを万能視する見方とは異なる。もっともすばらしい情報処理能力を持つのは人間である。

特記事項: 

 3年生になるとゼミ連の発表会に出るから3年生からよく学ぶこと。

感想/問題点/提案: 

 初めてのグループ発表だったが、よくできたと思う。

自由カキコミ:

 初めてのゼミ日誌で自分なりに頑張ったけど未熟点も多いと思います。

コバマサ:教員の発言については完全に書き換えた。ゼミの内容についてもっと忠実にまとめられるほうがよい。

Ver. 03/10/17