ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール

科目名: 演習 I

開催日: 2003115日火曜日

司会者:金子君 

欠席者:なし 

日誌記録者:橋本 

次の日誌記録者:金子君 

全体的なテーマ

『eエコノミーはどこに向かうか』第二章 e時代の背景 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 

★李:フリーソフトウェアと通信インフラの整備

★金子:アウトソーシング・ビジネスの拡大、アメリカの産業振興政策とそれに関わる法制度の整備

★朱:ベンチャーのインフラ

提起された論点と討論の内容 

★木内:ケーブル通信サービスの欠点は速度低下だけか?

  AP342行目〜3行目を参照。

★岡部:「アクセスレスポンスの向上」37頁 とは?

  A:データセンターは専門の技術者が管理するので、社内の不慣れな人材が管理するよりも、データにアクセスしたときの反応速度(アクセスレスポンス)が上がるということ。

★山下:レーガン大統領の政策とは軍事優先?

   A:軍・政治両方である。

 山下:財政・貿易赤字をもたらしたので政策は失敗なのでは? 

   A:将来を見据えた政策だったので失敗ではないという見方もある。

★坪井:大学が企業を誘致してリサーチパークをつくる(62頁)というが、ベンチャービジネスを興し易い場所を大学の近くに作る事が大学にどう影響するのか?

  A:大学が企業に人材を提供できるという利点がある。

 

★★発表者の意見や疑問

★金子:アメリカは様々なアプローチITを成功させたが日本は成功するのだろうか?

  A:日本もIT企業を勧めているがアメリカほどの利益は出ないだろう。

★朱:@アメリカではベンチャー企業での失敗=経験を積んだというプラス思考でみる傾向がある(52頁)のはなぜだろうか?

   A:失敗してもすぐに新たな企業を興せるから次につながるのでは?→納得できない

  A大企業での地位を捨ててまで転職する(52頁)のはなぜか?

   A:お金では満たされない自分の能力を試してみたいという志があるからだろう。

★李:インターネットの普及により法律はどう整備されるのか?(50頁)

   A:アメリカは国会が積極的に法律を整備してきたが日本は少し遅れている。

     ⇒未来に期待。

教員の発言: 

★アウトソーシングについて:企業がコアコンピタンスに集中するために利用。

★レーガンの政策について:財政・貿易赤字は予想外に拡大したため失敗だったが、90年代のベンチャー企業の礎となったため成功であるという説もある。

★リサーチパークについて:ハイテク企業の集まる先端企業団地である。

 大学の近くにリサーチパークを作る利点:

  《大学》将来的に卒業生が寄付してくれる可能性が大きい。

  《企業》人材を手に入れる事が容易

  《学生》自分の実力を試す実験の場が提供される。

★知的財産などの問題は日本ではまだ非公開の裁判ができないので自由に争えないという事情がある。そういう面でのアメリカの法整備は日本よりはるかに進んでいる。

特記事項: 

 

感想/問題点/提案: 

 アメリカはIT革命を興すだけの段階をしっかりふんでいる。さらに法律の方でもしっかり整えている。日本もしっかりと準備をしなければならないだろう。そしなければ、IT革命は失敗するような気がする。

自由カキコミ: 

 初めてのゼミ日誌は疲れたぁ! 気候もだんだん寒くなってきたから体調には気をつけようと思う今日このごろです。皆も風邪ひかないようにな。

Ver. 02/10/06