ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール
科目名: 演習 I |
開催日: 2003年11月18日、火曜日 |
司会者: |
欠席者: なし |
日誌記録者: 金子 |
次の日誌記録者: 飯坂 |
全体的なテーマ: ○先週の発表の残り 宮内君 ○Bグループ(岡部・金・橋本・山下)の発表 『eエコノミーはどこに向かうか』(NTT出版) 第四章 eビジネス・トランスフォーメーション |
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報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 山下→1、垂直統合から水平統合へ 2、eビジネス・ネットワークの構築 3、バリューチェーンの崩壊と再構築 4、BtoB eコマースの台頭 5、eマーケットプレイスの台頭 6、eコマースのモデル 橋本→7、eマーケットプレイスの将来の展望 8、日本企業の示唆 |
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提起された論点と討論の内容: ◎先週の発表の残り 宮内:企業としてはITを利用するしか生き残る方法はないのか?また、インターネットを使わずに経営していくとどうなるのか? →(朱)ITを利用しないと、他の企業と比較して情報の面で不利になる。 宮内:ITの分野に進出することで、企業としてはリスクを負うことになる。それが完全に正しいと言えるのだろうか? →(橋本)現時点ではITの効率性の高さに頼るしかない。企業規模にもよるが利用しなければ不利になるケースが多い。 ◎Bグループ発表 木内:「新しいビジネス構造構築の可能性」とあるが、新しいビジネス構造とはなにか? →(山下)「自社の強味、コア・コンピタンスを徹底的に追及し、個々の企業、世界的なeビジネス・ネットワークへの参入に挑戦していく」(152頁)がその1例である。 坪井:水平統合モデルを導入すると、一つの製品を作るのに様々な企業が関係するようになるが、コストが余計にかかるのではないか? →(岡部)水平統合モデルにより生産の効率が上がるので、メリットの方が大きくなる。 坪井:アウトソーシングに頼る水平統合モデルでは、技術を他に提供する形になり、自社の独占力を弱めるのではないか? →(橋本)独占したい技術は自社だけで生産するなど、場合によりアウトソーシングを使い分ければ良い。(コバマサ)コア・コンピタンスの確保が前提である。 |
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教員の発言: ◎宮内君の疑問について ・ 流行りだからITを使おうと表面的に考えることへの警鐘を意味している。ITを使うことで自分達にどのような利益があり、どのような使い方をすれば最も良いのか等を考えることは大事なことだ。 ◎坪井君の質問について ・ 製品を開発した後、製造専門の会社に任せるにしても、コアな情報は提供しなかったり、著作権の取得等で自社の技術を渡さない方法もある。 ・ 企画・開発したものを自社生産しようとして製造スピードを遅らせるよりも、他者に任せてハイスピードで大量生産したほうが良い場合もある。 ・ 本文は一つの例であり、垂直統合モデルが全てにおいて悪いというわけではない。水平統合モデルの方が良いという一つの提案である。 |
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特記事項: ◎ホームディレクトリに新しいフォルダを作る方法 エクスプローラ画面で「public_html」を呼び出し、何もポイントせずに右クリック→「新規作成」→「フォルダ」。新規フォルダには必ず半角英数でネーミングすること。フォルダの中に何かファイルを置き、そのファイルへ「index.htm」からリンクさせればホームページ上で簡単に呼び出せるようになる。 ◎今週の金曜日にゼミパーティがあります。21日の18時から深沢校舎集合です。スーツ着用で出席すること。 |
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感想/問題点/提案: 「情報社会」という単語をよく耳にするが、その言葉の力が経済の構造からも滲み出ていて、ITの力とは凄いものだなと改めて関心した。 |
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自由カキコミ: 随分メモしたつもりだったのですが、まとめてテキストにしてみたら大した量じゃなくて焦りました。もっと集中した方が良かったかなと思います。 今週ゼミパーティがありますね。久々にスーツ着るんですけど、革靴を履くのが最高に嫌です。コバマサ:けっこう似合うと思うよ。 |
Ver. 02/10/06