ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール
科目名: 演習II |
開催日: 2003年5月14日水曜日 |
司会者:大江、小池、三浦 |
欠席者:なし |
日誌記録者:間明田 |
次の日誌記録者:稲葉 |
全体的なテーマ: 大江 マイケル・デル『デルの革命』(デルコンピュータの誕生から現在のデルの形になるまでの経緯) 小池 中谷巌『eエコノミーの衝撃』(デジタル革命は我々の生活に何をもたらすのか) 三浦 松田幸一[監修]天野一哉[著]『ITが地球を救う「情流」がもたらす環境革命』(「IT」と「環境問題」との関わりについて) |
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報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 大江 ・ デルコンピュータは安価な部品を組み合わせることでIBMより優れたパソコンを直接販売していた。 ・ 「オリンピック」というモデルを発表するが、高性能すぎるため利益を得られず失敗。 ・ この失敗を生かし見込み生産からダイレクトモデル(受注生産の体制)へ。 小池 ・ 情報革命を取り入れられた企業と、取り入れられなかった企業間にデジタル・デバイドが発生。 ・ 情報コストの劇的低下により「企業主導型」から「顧客主導型」のビジネスモデルへ。 ・ 中間業者の排除により、最終的には生活水準がup。 ・ eエコノミーの本質を捉えた企業は「アスクル」 ・ eエコノミーで日本がアメリカに追いつくためには「人材」がポイント。 三浦 ・ 情流は地球を守るキーワード。 ・ ITの発達による負の側面は消費電力の拡大。 ・ IT革命は環境破壊という大きなツケを残した産業革命の二の舞になってはならない。 |
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提起された論点と討論の内容: 大江 1. デルにとっての「不必要なステップ」と「必要なステップ」は何か? →流通業者を介して販売する事が不必要なステップで、顧客ニーズを反映した商品を直接販売することが必要なステップである。 小池 1. eエコノミーの本質を捉えた企業は他にあるのか? →デルコンピュータ 2. 日本でデジタル革命を発展させるためには? →特定の分野で能力を発揮する人材の育成や、アメリカのように授業にも教授にも競争を常に意識させるような大学の改革。 三浦 1. ITSとは何か? →Intelligent Transport Systemsの略。情報・通信技術を活用して自動車交通の安全性や輸送効率、環境保全を高める次世代交通システムのこと。 2. テレビ会議は本当にエネルギー削減になるのか? →時差が少ない国同士や国内での会議ではエネルギーを削減できる。 |
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教員の発言: 大江 1. デルはIBMに頼らなくても、安い部品を集めて、安いパソコンを生産する事ができた。 2. 既製品のパソコンが高価なのは「ブランド代」が含まれているため。 |
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特記事項: 後期レポートを提出 |
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感想/問題点/提案: 一人ひとりテーマが違うので、たとえ短い発表時間でもすごく勉強になります。今日は時間が迫っていたので、タイムキーパーなど時間を知らせてくれる人を設けたらどうでしょうか? |
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自由カキコミ: 初めてゼミ日誌を書きました。三人分を分かりやすくまとめるのはきつかったです…前に立つとみんな緊張するのかなぁ? 少なくとも、私はすごく緊張しましたけど。 |
Ver. 02/10/06