ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール
科目名: 演習 II |
開催日: 2003年6月18日、水曜日 |
司会者:稲葉、間明田 |
欠席者:なし |
日誌記録者:飯泉 |
次の日誌記録者:杉浦 |
全体的なテーマ: 稲葉 千本倖生『ブロードバンド革命への道―イー・アクセスの挑戦』:DDI、イー・アクセスの沿革、ベンチャー企業にもとめられるもの、日本と欧米の比較、イー・アクセスの創業 間明田 マス・カスタマイゼーションの類型化、日本においてITマーケティングを活用している企業について |
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報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 稲葉 ・ ベンチャー企業に求められるもの・・・著者の描く理想のベンチャー企業像とは、ベンチャー企業からの脱皮をめざすのではなく、ベンチャーらしさを維持しチャレンジングな姿勢を維持する事 ・ 日本のベンチャー企業が世界できちんとしたリーダーシップを執るには、深みを持ったオールラウンドの人間性が必要 ・ DDI成功の鍵は「信頼型出資」にあり ・ 日本のインターネット環境を変えるためにはブロードバンド革命を起こすようなベンチャー企業の立ち上げが必要 ・ 日本経済の閉塞状況を打開するためには通信市場に風穴を開けるためのオープンな場を通したアクションを起こす 間明田 ・ マス・カスタマイゼーションは、共創型カスタマイゼーション、適応型カスタマイゼーション、表層型カスタマイゼーション、深層型カスタマイゼーションの4つに分類できる ・ 日本においてITマーケティングを活用している企業 トヨタ自動車→『プリウス』のオンライン販売。マツダ自動車→ロードスター、ファミリアSワゴンの受注生産化。ナイキジャパン→「エア ビジハボックII」をネット上でオーダーメード販売。東急百貨店→水着のオーダーメード販売。東芝→「家電王国」で電子レンジのオーダーメード販売 |
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提起された論点と討論の内容: 稲葉 ヤフーBBショック(それまで5千円〜6千円だったADSLの月額料金がヤフーBBの参入を受けて2001年の9月から2千円〜3千円代に引き下げられた)はイーアクセスにとって成功だったのか?→ユーザーにとってもADSLを試す人が多くなったので成功と言えるのではないか eビジネスのアクションとは何か?→公の場で、イー・アクセスがNTTの参入妨害について訴えたことなど 間明田 マーチ、ビッツなどの人気車はウェブで受注生産しているのか?→受注生産しているかはわからないが、「環境にいい車」を売りにして売り上げを伸ばしているのではないか。 |
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教員の発言: 稲葉 entrepreneur(事業家)はフランス語で、英語のenterprise(事業、企業)に相当し、革新的起業家という意味で使われる。ベンチャー企業を立ち上げるにはプレゼン能力が重要である。 間明田 クリック&モルタル・ストアーについて別に資料を用意するとよかった。誤植を始めに直したことがよかった。 |
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特記事項: 6月25日のゼミ飲み会について 7月の学内大会について ゼミ生のホームページでリンクがとれている人がいるのでこまめにチェックするように! |
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感想/問題点/提案: 2回目の発表ということで2人とも堂々と発表していてよかったと思います。発表の内容も深くなっており、本の内容がよく理解できた気がします。私も2人のように本の内容をみんなにわかりやすく伝えられるように2回目の発表をがんばりたいと思います。 |
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自由カキコミ: 2回目のゼミ日誌でしたが大変でした。発表の内容がいいと、その分まとめるのは難しいと思いました。 |
Ver. 01/10/03