ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール

科目名: 演習 II

開催日: 2003716日、水曜日

司会者: なし

欠席者: なし

日誌記録者: 大江

次の日誌記録者: 稲葉

全体的なテーマ

 先生:夏休み中の課題、書評の書き方の説明。

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

先生: 

・合宿の際にサンプルに従ってインターネットクイズを一人2問ずつ出題する。

・西垣透の『IT革命』の3章を読んで論点を考えておく。

・配布された書評のプリント2枚を読んで、書評のスタイルを学ぶ。

・書評のプリントのうち、橋本寿朗『戦後日本経済の成長構造―企業システムと産業政策の分析―』の書評(評者は北村龍行)を読み、質疑応答。

詳細内容 

書評について

·        書評の著書のところには雑誌や新聞でない場合は、「月」はいらない。

·        書評の形式は、ゼミのひろばの書評のサンプルを参照。

·        著者の紹介に、ほかの著書を入れてもよい。

·        要旨は箇条書き、もしくは文章でもよい。

·        講評は400字以上。評者の見解については、著者の問題設定に対してのものとする。

·        今後の課題は、本書について見逃されていることや、自分がこれから調べて考えなければいけないことを書く。本が数年前のものだったら現在はどうか、など。

·        原則として1冊すべてやるが、困難な場合は分割も可。そのときは理由も添える。

·        夏合宿までに3年生の人数分作成し、配布する。

書評プリントについて

Q.杉浦:米国型の厳格な分業と、日本独自の柔らかな分業とは

A.先生:主に自動車産業の部品取引のあり方のことで、日本では下請け体制があり、下請け会社が親会社の言うこと柔軟に聞くという相対取引である。そのことを柔らかい分業という。それに対しアメリカでは入札制をとっており、一番安いものが落札するという、市場を意識した体制で自由参入が可能である。

教員の発言: 

「機振法」:「機械工業振興臨時措置法」の略で、部品メーカーに専門化、量産化をさせることでコストダウンをさせ、入札に対し強くなることを狙ったものである。

特記事項:

 夏の合宿で使うテキスト、西垣透『IT革命』を忘れないように探しておきましょう。

感想/問題点/提案: 

 今回のゼミ日誌はいつものような発表者が特にいなかったので、日誌のスタイルを少し変えました。

自由カキコミ: 

 夏休みも終われば就活がだんだん始まります。資格の勉強など充実した夏休みにしたいです。

Ver. 02/10/06