ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール
科目名: 演習II |
開催日: 2003年10月8日水曜日 |
司会者:小池 |
欠席者:なし |
日誌記録者:武宮 |
次の日誌記録者:大江 |
全体的なテーマ: 「自動車産業」 |
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報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 小池→「総合産業としての自動車産業」 ・ 自動車産業の持つ総合産業としての特性 1.関連産業への波及効果の大きさ 2.大量生産のもたらす構造コストの削減効果が企業の競争力に反映する典型的な量産工業 宮地→「戦後の発展」 ・ 機械加工工程へのトランスファーマシン導入等の設備の近代化 ・ 技術、資本提携により系列化が進展し、国際競争力の基盤を形成 ・ 海外現地生産を拡大し、輸出は85年以降減少基調 生知→「自動車市場の現状、今後の課題」 ・ 予測される3つの潮流変化 1.国内完成車生産が弱含み横ばいで進む可能性 2.海外現地生産の増加とそれに伴うリスクの増大 3.社会的コストの負担圧力の増加 杉浦→「首都圏のディーゼル車の排ガス規制強化」、問題提起、考察 ・普及への課題 1.車両の低価格化 2.スタンドの増設 3.融資、減税などの優遇制度 |
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提起された論点と討論の内容: 稲葉→完成車メーカーと部品メーカーがオープンな関係に移行するとあるが、海外の部品メーカーとの取引はあるのか。 ⇒ある。 大江→産業規模について13%、17%という数字があるが、全製造業で一位なのか。 ⇒具体的な数字はわからないが、高い位置にはある。 三浦→現在、本当に「弱含み横ばい」か。 ⇒2000年四輪車は1000万台、2002年も同様なので現在も横ばいである。(日本自動車工業会のホームページに載っている統計を参照) 間明田→なぜ乗用車は首都圏の排ガス規制の対象外なのか。 ⇒乗用車は排出量や走行距離が少ないため。 A班の問題提起「クリーンエネルギー車という新市場の創造は、転換期を迎える自動車産業にとって生産台数の増加へとつながるか。」 小林沙紀→普及はするが、生産台数増加にはつながらない。 稲葉→短期的には増加するが、長期的には不可能である。 飯泉→生産数は増加する。それは、これから更に規制が厳しくなり車を変えざるを得なくなるからである。 間明田→普及への三つの課題が達成されないと生産台数は増加しない。 |
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教員の発言: ・ 年号などの数字は適格に書くこと。 ・ モータリゼーションとは「自動車化」。自動車の普及とそれにともなう社会の変化。 ・ トランスファーマシンについては「資料−画像データ集−工作機械に関する画像」を参考にすること。 ・ 自動車は輸送用機械器具の一部であり、産業規模の相当を占める。しかし製造業の中では電気機械器具製造業が最大の比重である。 |
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特記事項: なし |
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感想/問題点/提案: みんな夏合宿を終えて、議論の内容や回数がとても充実したものになってきたと思う。後期の発表は前期とはまた違った内容に触れられ、新たな知識が得られそうで楽しみである。 |
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自由カキコミ: いよいよ、就職活動が始まりますね。先日就職部の方と就職相談を行い、いろいろな面で焦りを感じました。僕の場合、冬は雪山に篭りっ放し・・・。なお焦ります! みなさん、がんばりましょー! |
Ver. 02/10/06