ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール

科目名:演習II

開催日: 20031029日水曜日

司会者:稲葉

欠席者:なし

日誌記録者:間明田 

次の日誌記録者:三浦

全体的なテーマ: 

日本興業銀行産業調査〔編〕『日本産業読本』 第六章 マルチメディア関連産業

第一節 電気通信産業

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 

大江:電気通信産業の特質と分類,情報通信産業の発展

・現在、情報の動きに従ってヒト、モノ、カネが動く時代。

NTTの在り方問題についての問題と経緯。

稲葉:電気通信産業の現状,今後の展望と課題

1996年、第一種電気通信産業は国内通信のNTTと国際通信のKDDの二社から、NCCだけでも124社に拡大。

・新規参入が激しいのは移動体通信市場。

・企業のグローバル化に対応した競争力を身につけることが必要。

大江:日本の移動体通信市場の歴史

1997年 各社、携帯電話でのショートメールサービス始まる→「データ通信」の始まり

1999年 NTTドコモの「i-mode」サービス開始→「話す道具」から「使う道具」へ

飯泉:コンテンツ市場の現状と課題,問題提起

・コンテンツが増加していくためには画面の大きさ、HPが少ない事、著作権問題、料金、機種変更に伴う問題が解決されなければならない

提起された論点と討論の内容 

宮地:衛星系NCCの具体的なサービスとは?

⇒放送番組の提供、学習塾の授業を全国に配信すること(P221)

生地1985の電気通信制度の改革によって電電公社は一社のまま民営化されたが、なぜ5年後再検討されたのか?

⇒国内通信市場における公正競争の確保。競争がないとサービスが充実しないから。

武宮:移動体通信市場におけるNTTの新しい収益源とは?

⇒データ通信、マルチメディア関連分野(P224)

小林:現在、第一種電気通信産業は国際市場で通用する競争力が身についたのか?

⇒市内は安くなったが、長距離はロンドン、パリに及ばない

杉浦:第2世代携帯電話と第3世代携帯電話の違いとは?

⇒通信速度の違い

小池:家電製品においてJava技術はどのように使われているのか?

⇒動画、アニメーションを再生するために使われている。

三浦:第3世代携帯電話が広まっていないのに、第4世代携帯電話が流通すればコンテンツは増加するのか?

⇒第3世代携帯電話に対応したコンテンツが拡大する事で第4世代携帯電話へと移行(三浦)

⇒機種変時、次に世代の携帯電話に強制的に移行(大江)

生地4世代携帯電話でテレビを見るときの料金は?

⇒開発段階。恐らく料金はかかると思われる。

宮地:コンテンツビジネスの赤字体質の救済策はあるのか?着メロ、待受けの他に有望なコンテンツはあるのか?

⇒会員維持のためのメール広告。TUTAYAオンライン、チケットぴあ

小林:メールや電話だけを重視する人が3世代携帯電話を持っても流通しないと思うが、このような状況の中で、どうしたらコンテンツは増えるのか?

⇒病院、行政の充実したサービスなど。通信速度が速くなる事によって、コンテンツが充実する

武宮:心臓ペースメーカーに影響を及ぼさない携帯電話も必要であると思うが?

⇒欧州の携帯電話は日本のものに比べて電磁波が弱い。IMT2000を導入し、欧州機種が日本でも流通すれば問題は解消される

教員の発言: 

NCCNew Common Carrier)とは「皆が使える電送路」を持った電気通信産業のこと。

・データ通信とは文字、画像の両方を使って通信できること。音声通信(電話回線)との対語。

・音声はデータでもある。

FAXはデータ通信か音声通信か? 音声の高低で情報通信を行うので音声通信。

・持株会社とは、他社の株式を持つ会社のこと

特記事項: 

 ゼミパーティーのチケット。就職講座についての連絡。

感想/問題点/提案: 

 質疑応答が上手くできるようになったと思う。次回からは二つのテーマになるが、班で協力し合っていきたい。

自由カキコミ: 

 学祭の連休明けはもう11月。今年もあと少し。寒くなってきたので風邪をひかないように気をつけましょう!!

Ver. 02/10/06