ゼミ日誌 駒澤大学・小林ゼミナール

科目名: 演習 I

開催日: 20041110日、水曜日

司会者

 Bグループ(寺平、島津、高橋、尾島)

欠席者: なし

日誌記録者:渡邉 

次の日誌記録者: 高橋君

全体的なテーマ: 

『IT革命はまぼろしか?』 第7章 戦略的特許ビジネス 丸島儀一

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲: 

1.プロパテント政策

    特許による独占

    特許の実施率

    アメリカのプロパテント政策

    日本の特許政策

2.特許の価値

    特許の価値

    特許とベンチャービジネス

    特許の利用の仕方

3.デジタル時代の知的財産制度

    特許と標準化

    デジタル時代の知的財産

提起された論点と討論の内容 

●知的財産について・・・

島津:アフリカのある国のHIV患者に欧米の企業が販売する薬が高いため、その国の政府が薬を製造して国民に配ったら、欧米の企業はその政府に抗議した。この場合、企業と政府のどちらが正しいか?

鈴木B班の意見は?

島津:知的財産的のことを考えるのであれば、やはり企業側…?

今西:企業と政府の両方の言い分はわかるので、WHOなどの第三者に介入してもらうといいと思う。

20014月に国連は、このような事態のときは特許を無視するのはやむをえないと発表しているが、52カ国は賛成。アメリカは反対した。

島津:必要性と人権がかかわっているので、日本のようにお金もライセンスもあるならなんとかなるが、アフリカのようなところでは認めないとどうしようもないのでは。

高橋:国連加盟国は、人命にかかわる薬を条約にもとづいて提供すればいいのでは。

大友:知的財産権はあるけど、特例もあるといい。

 

森戸:特許料の半分を支払うのもひとつではないか。

島津:特許料を少し引き下げれば企業も納得するかも。

 

島津:国連などでアフリカ安全保障条約のようなものつくって融通できればいい。

今西:お金が関わる他国で協力してやるのが一番穏便にすむのでは?

島津:一国では抱えきれないようなお金がいるときは特例を認めるべき。アメリカでも払えないくらいになったら、もうただでやるしかない。

鈴木:国によって保障をまちまちにするのではなく、公平にできればいい。

高橋:先進国だけ特例とかライセンス料をとるのは不公平。先進国も途上国も公平になるように調整すべきだ。

教員の発言: 

発表に関して

    フロアからの意見を受けて、グループが意見を返してまとめを述べること。

    グループは提起する論点について事前に打ち合わせをしておくこと。

 次の章は、ネットワーク効果によって発生する独占を、市場原理を軸にする経済学がどう考えるかにつながる。

特記事項: 

 個人ホームページ作成の続き

感想/問題点/提案: 

 以前より全体的に発言が多くなってきたように思いました。

自由カキコミ: 

 日誌、うまくまとめられてなくてすみません。

コバマサ:紆余曲折の議論を丁寧にフォローしていると思います。

Ver. 02/10/06