ゼ ミ 日 誌 駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール
科目名: 演習 I |
開催日: 2004年11月17日、水曜日 |
司会者: Cグループ(鈴木、大友、金澤) |
欠席者:尾島さん |
日誌記録者: 高橋 |
次の日誌記録者: 島津君 |
Ver. 04/11/13
全体のテーマ |
『IT革命はまぼろしか?』 第8章 独り勝ち現象と知的財産 林 紘一郎
報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲 |
1. ネットワーク外部性
(QWERTY現象)…あまり合理的ではないものが市場で生き延びている。
(ネットワーク外部性)
電話事業は「市場の失敗」の代表例とされてきた。市場原理が機能しないケース
市場原理を取り込んだ議論がされるようになった
「ネットワークの外部性」…ネットワーク加入者の増加が既存の加入者に便益をあたえること
ロールフスの証明:ネットワークの場合には市場の均衡点が複数ある
クリティカル・マス:あるビジネスをするときに越えなければならない点(普及の)
通信のネットワークでは10% MSXパソコン、家電
2.ネットワーク財(installed baseの価値)
VTRにおけるベータとVHS
・ SONY(ベータ)の戦略…技術で勝負・自社生産中心・録画時間は短い
・ VHSの戦略…特許を2社で持ち、製造会社を増やした・録画時間は長い
結果 VHSが普及。「独り勝ち現象」
最近の問題点…switching costやinstalled base
これは、ネットワークの展開の初期の段階で閾値が存在するように、旧システムから新システムに移行するときにも、同様な点が存在するという事。
→競争上有利になるかもしれないが、逆に全く新規の商品は開発できないという点で不利になることもある。
提起された論点と討論の内容 |
通信と放送の融合などのネットワークの進歩にあわせて、これからはどのように著作権や法律とつきあっていかなければならないか?
Cグループの意見
1.全世界共通の著作権だけでなく法律も作る
2.全世界共通の著作権の機関を作る…WTOのような
3.進歩する技術にプロテクトをかける
今西君:やはりイタチゴッコだ。
鈴木君:なにもしないよりましだ。
森戸君:今、WIPO(世界知的所有権機構)があるが、あまり機能していないのでは?
鈴木君:WIPOも頑張っているようなので、これから知名度がUPするはず。
原君&先生:「著作権法は禁酒法と同じ運命をたどる」(97頁)という意見についてどう思うか?
林紘一郎さんの参考HP http://www.fri.fujitsu.com/open_knlg/review/rev051/review01.html
Cグループのまとめ:全世界共通の法律をつくれば済むという問題でもなく、現実にはそれを追い越すスピードで技術が進化している。法律だけを強化すればいい問題でもないので、法律と技術の両方でプロテクトしていく必要がある。しかし、林さんのHPに書かれている「ある程度のコピーは許す」というのは賛成できない。
原君:林さんのレポートの内容は著作権を擁護する意見ではないと思う。
教員の発言 |
(上記)
特記事項 |
HPに新聞記事のリンク貼り付け
感想/問題点/提案 |
討論の内容をまとめるのが難しかったです。Cグループの発表はパワーポイントを使っていて、わかりやすかったと思う。
自由カキコミ |
すいません。今度は期日に間に合うように早く作ります。
めでたく弓道弐段になりました。
コバマサ:弐段、おめでとう。
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掲載日(自動): 2004年11月29日