ゼ ミ 日 誌 駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール
科目名: 演習 II |
開催日: 2004年12月7日、火曜日 |
司会者: Bグループ(李、坪井、橋本) |
欠席者:なし |
日誌記録者: 朱 永河 |
次の日誌記録者:山下 |
Ver. 04/11/13
全体のテーマ |
『日本産業読本』
第7章 生活関連産業 第1節 食品工業
第8章 エネルギー産業 第1節 電力産業
報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲 |
食品工業
1. 食品工業とは
2. 食生活の変遷と食品工業の発展経緯
3. 食品工業の現状
l 消費者ニーズへの対応
l コストダウン
l 輸入自由化の影響
l 分野ごとの収益環境
4. 課題と展望
l 多様化・高度化する消費者ニーズに応えつつ、更なるコストダウンを実現
l 海外市場へのアクセス
電力産業
1. 日本経済の血液としての電力産業
l エネルギー転換産業
l 事業主体
2. 電力産業の歴史
l 戦後復興期、高度成長期、石油危機による転換期、バブル期
3. 電力業界の現状
l 伸長する電力需要と最大電力
l 規制緩和
l 収支への影響
4. 今後の課題と展望
l コスト意識
l 電源立地の推進
l 負荷平準化
提起された論点と討論の内容 |
(李)「食品メーカーとしては、単価引き下げ要請に応えつつ利益を確保するために、生産コストの低減が従来以上に大きな課題となっている。(日本には)国内の農業保護を目的に、農産物価格支持制度と輸入農産物の流入を回避するための国境調整制度が存在する」(P.257)が、このままでコストダウンできるのか?
木内:現在日本の野菜などは生産コストが非常に高いので、品質が多少悪くなっても農薬を使えばその分手間を下げられるのでコストダウンには有効な方法になる。
(橋本)「電力卸供給事業の自由化」(P.333)とあるが、競争原理を導入することで電力産業は発展するのか?
橋本:発展は必要だが、現時点では新規開発よりもっと省エネルギーに力を入れたほうが得策だと思うので発展は厳しいと思う。
教員の発言 |
木内君の発言について:農薬の使用を今以上に増やしたら消費者は買わなくなる。
李君の問題について:本書の「課題と展望」のところにあるように、1.物流体制の効率化と、2.原料の海外直接調達を実現することによりコストダウンはできないだろうか。また、食品工業(食品を加工する工業)について書いてあって、農業について書いてあるわけではないから、野菜の輸入の問題を取り上げるのはふさわしくない。
橋本君の問題について:電力産業を無理に発展させる必要はないと思う。それよりもいかにコストを抑えるかが電力会社に要求すべき重要なポイントである。日本の電気料金は欧米の倍ぐらいになっているので、資源を石油だけではなく自然エネルギー、例えば風力や水力などを使ったほうが今後はコストを抑えることができるのであろう。
特記事項 |
特になし
感想/問題点/提案 |
発表者が出した問題点を事前に掲示板などに乗せ、皆に考える時間をもっと充分に与えたほうが授業での討論をより効率よく進められるのではないかと思いました。
コバマサ:賛成ですね。早くそう提案すれば良かったね。
自由カキコミ |
また一年が終わろうとしています。何だかちょっと寂しいですね。とても充実した一年でした。皆さん就職活動がんばってください。皆の内定が決まりましたら一緒にお祝いしましょうね。
コバマサ:賛成だね!
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2004年12月14日