駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール 

科目名: 演習 I

開催日: 2006112日、木曜日

司会者: 山田

欠席者: 三村

日誌記録者: 小島

次の日誌記録者: 高橋

Ver. 04/11/13

全体のテーマ

NTTデータ システム科学研究所編『インターネット社会の10年』中央経済社、2005

5章 学習の変化〜情報と人間力が織り成す学びのステージ

 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

五十嵐:概要、高橋:質問応答、山田:司会と補足説明、藪木:質問応答。

 

1.経済社会環境の変化

1.知識創造社会へ

・「何らかの価値をどうやって生み出すのか」が重要課題となる。

2.主体的意識、情報リテラシー、コラボレーション力の必要性の高まり

・情報教育の必要性

7つの目標

・「子供や将来を担う人に身に着けてもらいたい能力」

3.変わる教育政策

・目標

e-Japan戦略IIの具体的取組み施策

・高等教育の将来像

 

2.ICTの普及に伴う学習の変化

1.知識創造社会の学習

2.初等・中等教育におけるICTの活用動向

3.高等教育におけるICTの活用動向

4.従業員教育におけるICTの活用動向

5.生涯学習におけるICTの活用動向

6.主体的で深い学び(学び合い)をサポートするICT

 

補足資料  by山田

·         「eラーニング、個人向け攻勢--ブロードバンド化も後押し、需要拡大に期待広がる」日本経済新聞20061027

·         「小学校もネットモラル教育 文科省が指導報告書」日本経済新聞20060831

 

提起された論点と討論の内容

・「21世紀型市民」(124頁)とは何か?

大井:「わが国」ならばレジュメの1-3のほう。

矢薮:eラーンニングで学んでいった知識創造社会に生きる人のこと。

鈴木:レジュメ1-2の情報ハンドリング力、コラボレーションスキルを備えた人間のこと。

 

・ユビキタス社会におけるeラーンニングの恩恵と改善すべき点について

<恩恵>

 鈴木:予備校で休んだ授業の分をPCの動画で学習できる、TVモニターでの授業は効率的

 大井:視覚的でわかりやすい

 成田:PCでリアルタイムに遠隔地をつないで授業ができる、移動しなくても自分の受けたい講師の授業が受けられる

 五十嵐:ユビキタス(いつでもどこでもできる)な授業である

 小島:現在の教育形態はeラーンニングとそうでないものの定義があいまいである

 高橋:PCを使ったらほぼeラーンニングである

<改善すべき点>

 小島:機械(PC、モニター)が壊れると授業がわかりづらくなる

 笠井:予備校の遠隔地授業は質問がしづらい(講師1人に対して生徒数が多すぎる)

 

教員の発言

・ブレンディッblended)・ラーンニングとこれまでの学習形態について: 集合学習と実習を組み合わせたものである。

・双方向技術(インターネット)を使った学習がeラーンニングであるという定義も有力。様々な定義が存在する。脚注と教科書でもeラーンニングの定義は違う。

eラーンニングとそうでないものの境界線があいまいになってきている。

 

特記事項

 

感想/問題点/提案

 eラーンニングの恩恵を身近に受けているのであまり意識しなかったが、eラーンニングを全く使わない学習は効率がとても悪くなることや社会に必要とされる人材になりづらいことが改めてわかった。これからはより多くの人がeラーンニングの恩恵を受け、社会で活躍できる場を広げられることが理想であると思う。

 

自由カキコミ

初めてのゼミ日誌でしたが大変でした…。でも客観的に皆の意見を聞くことができて面白かったです!

 

コバマサ:しっかりとしたゼミ日誌です。次々と出てくる多様な意見の流れを客観的に聞いて書き留めるという作業を、1年に一回、体験することが実は大きな意味を持っていると思っています。でも、ふだんのゼミでは自分の意見をこれまでどおりにどんどん出して下さい。

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 掲載日(自動): 20061114