駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール 

科目名: 演習 I

開催日: 2006119木曜日

司会者: 葛西

欠席者:藪木中村山田 

日誌記録者:高橋 

次の日誌記録者:辻本 

Ver. 06/11/8

全体のテーマ

 NTTデータ システム科学研究所編『インターネット社会の10年』中央経済社、2005

 第6章 健康・医療の変化 〜医療のパラダイム・チェンジと主体的健康づくりの推進〜

 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

 概要考察;成田 補足資料:辻本 論点;大井。

 

1.  経済社会環境の変化

         疾病構造の変化による医療のパラダイム・チェンジ

 高齢化の進行と疾病構造の変化、生活習慣病に対する高い不安、医療のパラダイム・チェンジ

         健康増進における生活者の主体的行動をめぐる課題

 健康増進への関心と実践との乖離、氾濫する健康情報への戸惑い

         医療における生活者の主体的行動をめぐる課題

 医療機関の選択時には重視したい情報が不足、医療法を自分で選択したい生活者は4

 

2.  ICTの普及に伴う健康・医療の変化

         変わる医療者、変わる患者

 高い「QOL」を目指すために求められるサポート体制、

 患者自らが診察情報を活用して医療に取り組む、楽患ネット

         ICTによる健康サポートの可能性

 ICTを活用し、1人1人に合わせて生活習慣病の改善支援、

 ICTと人の組み合わせで個人に対応した健康づくりを促進

 

補足資料 by辻本

「安全・便利を実感、変わる医療現場」 日本経済新聞2006626

 患者と情報共有:亀田総合病院のベッドサイド端末。メディヴァのオープンカルテ。

 遠隔診断も普及:セコム医療システム。

 

提起された論点と討論の内容

論点:ICTを活用した健康サポートのメリット・デメリットは何か? (メ→メリット、デ→デメリット)

川島:メ→「いのちの授業」は患者の生の声が聞けることができてよい。

   デ→老若男女だれでも使えるわけではない。

五十嵐:メ→「三健人2」は利用しやすい。

    デ→自分の症状を自分で書き込めるため医学的根拠がないのでは?

鈴木:デ→実際に使ってみて病気についての詳しい情報が得られない(楽患ネット)

三村:メ→ICTの普及した今、「三健人2」などのサイトは便利である。

   デ→医師との会話がない。

 

A班:メ→11人にあった病気の改善法が導くことが出来る。

   デ→ICTを利用したら信頼関係が築けない。

 

教員の発言

 ICTが普及した今、薬の副作用、病名の詳細を医師任せではなく自分で調べ学ぶことが大切である。

 

特記事項

 

感想/問題点/提案

 自分の知りたい病名など、知りたいキーワードを入力するだけで詳しい情報を得ることが出来るネットサイトの登場もユビキタス社会の恩恵といえるのではないでしょうか。

 

自由なカキコミ

 今回ゼミ日誌を担当し、前の担当者達と同様に大変でしたが、いつものゼミ発表とは違う立場で参加できたので楽しかったです。

コバマサ:人々の討論を客観的に追跡して得られたことを、次の自分の発言や思考に生かせるといいですね。

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 掲載日(自動): 20061115