ゼ ミ 日 誌 駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール
科目名:演習 I |
開催日: 2006年11月30日 木曜日 |
司会者:三村 |
欠席者:成田・葛西 |
日誌記録者:鈴木 |
次の日誌記録者:川島 |
Ver. 06/11/8
全体のテーマ |
NTTデータ システム科学研究所編『インターネット社会の10年』中央経済社、2005年
第8章 ICTが埋め込まれた社会の規範・論理〜求められるテクノロジー、ルール、行動様式の融合
報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲 |
報告者:三村(司会)、小島(概要・論点提起)、川島(考察)
報告の題名と論点
1.
突き動かされている社会
・
日本の安全神話の揺らぎ
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情報および情報ライフサイクルの特徴
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ICTと社会的コンテクスト
2.
生起しつつある諸問題:ICTに関連した事件、犯罪
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増加するサイバー犯罪
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ユビキタスネット社会の課題
3.
テクノロジー、ルールと人々の行動様式
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進む技術革新
・
新たな規範、行動作りへの法整備
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求められる人々の行動様式の見直し
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企業・従業員の取り組み事例:テクノロジー、ルール、人々の行動様式の融合
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家族・学校・地域の取り組み事例:多様な主体による協働
提起された論点と討論の内容 |
論点:誰でも加害者になりえてしまうことをどう思うか。
小島:ICTの犯罪は多いですが、例えば御手洗さん(当時小6)の事件などが上げられます。ブログに書いた内容を他人に閲覧されてしまい、反感を抱いた友達が学校内で御手洗さんをナイフで殺してしまった事件でしたが、このような犯罪についてどう思いますか。
山田:なぜ全国的に広まったかというと、ブログの存在が犯罪に繋がるということ、そして小学校内で小学生同士が殺人事件を発生させてしまったことが注目された要因だと思う。インターネットの書き込みなどの犯罪に関しても軽い気持ちで事件に発展してしまったので、言い方も人それぞれあるが捉え方もいろいろあるのでモラルの欠如に問題があると思う。
大竹:加害者になるかどうかはその人の理性に問題があるが、誰もが被害者になりうる。親や学校がいい事といけない事をしっかり教えなければいけない。
辻本:ネット犯罪特有のことではない気がする。悪口を言われて殺そうと思う方が問題である。共存していく社会の一人という認識が薄く、学校・親などの環境が悪いのでないか。
山田:意見を通して、ネットは見られることを念頭に置かなければならない。なぜネット犯罪かというとネットや携帯で当事者の写真が出回ってしまったから。
小島:ネットが犯罪の手段の一つになりつつあり、誰もが利用できるネットが凶器化しているので教育面を再構築すべき。
教員の発言 |
・ 教育再生会議で改善を図っているが学校という場がぎすぎすしている可能性。・「教室は誰でもやられる地雷原」という川柳も。
・ ネット絡みではあるが本格的なネット犯罪とはいえない
・ 天災などの遮断された場合では虚偽の情報も生きた情報となる一種のサイバーカスケード現象が起きる(ハリケーン被害のあとのニューオリンズで)。
・ 記者による情報はフィルターがかけられてしまうので偏った意見になりがち。
・ 一部の人たちだけのネットが一般の人が使えるようになったことからくる問題点。
特記事項 |
特になし
感想/問題点/提案 |
最近は指名されてから発言するこが目立つ気がします。私も含めてですが、やはり言葉遣いは重要なので回数をこなしていくなかで少しづつ直していき、よりハイレベルなディスカッションにしたいです。
ゼミとは限らないなんでもカキコミ |
レポート形式のものは書いたことがなかったので大変勉強になりました。ただ二日以内はなかなか難しかったです。
コバマサ:しっかりとみんなの意見がフォローされていると思います。お疲れ様。
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掲載日(自動): 2006年12月6日