誌  駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール

科目名: 演習 II  

開催日: 2006516日、火曜日

司会者: 小林先生

欠席者: 宮本君

日誌記録者: 清水田 

次の日誌記録者: 湯本君

Ver. 04/11/13

全体のテーマ

文献発表:川田君、村田君、湯本君

 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

川田君:横山隆治『インターネット広告革命』宣伝会議、2005

序章 インターネット広告概論

1,Webマーケティングとインターネット広告活動の全体像

2,インターネットの種類と特徴

3,インターネット広告の取引形態

4,インターネット広告の効果

5,インターネット広告の革命的進化

1章 テレビCMがスキップされる時代に、広告メディアとしてのインターネットを再認識する。

2章 映像・音声・インタラクティブで「体験するクリエイティブ」を作る。

●広告表現革命

3章 画期的なターゲティング技術で、広告投下効率を下げる。

  ●ターゲティング革命

4章従来メディアと組み合わせて、広告キャンペーンを最適化する。

  ●メディアプランニング革命

 

村田君:森谷正規『IT革命の虚妄』文藝春秋、2001

1章 IT革命で何が変わるか

  1,ニューエコノミーに進むのか

  2,ITは企業・生活・社会を変えるか

2章 ITの普及を見通す

  1,インターネットの新しいかたちは

  2,デジタルテレビは普及するのか

3章 消費者向けのeコマースは伸びるのか

  1,何がeコマースの対象になるのか

  2,eコマースでなにが変わるのか

 

湯本君:塚本潔『ドコモとau』光文社新書、2004

1章 DDIの混乱

auには「ドコモと同じことはやりたくない。やるなら先にやる」という強い気持ちがある。

2章 ドコモの危機感

KDDIはクアルコムと手を組み競争力を増加。ドコモは自社技術による独自路線で成長を目指した。

●通信の世界もグローバル化し、イギリスのボーダフォンはヨーロッパを中心に、国境を越えて加入者を増加。

3章 ドコモのつまずき

FOMAのサービス開始直前に、ソフトウェアにバグが発生し、本格サービス開始に遅れ。

FOMAは使えないというイメージを払拭するために、改良を実施。

4章 auの「どん底」と復活

auJ-フォン(当時)の後塵を拝していた。

auに勢いをつけた「家族割引」と「着うた」サービスの開始。

 

提起された論点と討論の内容

川田君へ

清水田:第1章について。今後はテレビCMではなく、インターネットだけに広告を載せるという方向にいくのか?

川田:どちらか一方というわけでなく、インターネット組み合わせて伸びていく。(クロスメディア) 

渡部:エキスパンドバナー広告とは?

川田:映像と音声を組み合わせたバナー広告。

 

村田君へ

池田:感想として、IT革命で便利になっていたと思っていたが、いろいろな問題点を知ることができたので参考になった。

 

湯本君へ

長嶋:ドコモが海外キャリアに投資したとあったが、どこに投資したのか?

湯本:香港のハチソンテレフォンに420億、台湾のKGテレコムに613億など。

清水田:投資分は回収できたのか?

湯本:損失はでたが、「WCDMA」が広まったという達成感はある。一番の損失者は株主である。

 

教員の発言

発表資料を作ったら一度自分で読み直して、間違いやおかしなところがないかをしっかり確認する。

 

特記事項

ゼミの合宿の日程が決まりました。

 

感想/問題点/提案

質問はある程度出てくるようになったと思う。今度は議論までいけたらいいと思う。

 

自由カキコミ

合宿先は富浦で決定という流れですが、個人的には合宿先富浦は嫌ですね! 何も無い場所だと聞いたので。合宿係でいろいろ決めたいと思います。

コバマサ:合宿先のことは任せるよ。ただしゼミができる会議室も確保してね。

 

掲示:2006522