誌  駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール

科目名: 演習  II

開催日: 2006530日、火 曜日

司会者: 小林先生

欠席者: 呉、清水田、宮本、渡辺、石

日誌記録者: 村田

次の日誌記録者: 川田君

Ver. 04/11/13

全体のテーマ

 文献発表:池田君と谷貝君

 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

池田君:横山三四郎 『ネット敗戦』2000年 KKベストセラー

第1章       日本を襲う三つの文明変動の津波

l         東西対立の狭間で繁栄した日本

l         グローバル化と情報化の相乗効果

l         競争を重視する資本主義への転換 

第2章       ニューエコノミーで繁栄するアメリカ

l         100年に一度の経済社会の構造変化

l         驀進するデジタル・エコノミー

l         情報化を支える潤沢なベンチャー・ファンド

第3章       電子立国日本凋落のミステリー

l         ネット接続の少ない日本

l         ネット市場経済が本格的に始動

 

谷貝君:梅田望夫 『ウェブ進化論――本当の変化はこれから始まる』2006年 ちくま新書

第一章       「革命」であることの真の意味

l         オープンソースと三大潮流

l         ネット世界の三大法則

第二章       グーグル

1.        世界中の情報を整理し尽くす

2.        ネットのあちら側とこちら側

3.        グーグルが作るバーチャル経済圏

4.        グーグルの組織マネジメント

5.        既存のネット会社とは一線を画すグーグル

第三章       ロングテールとWeb2.0

l         ネット書店によりロングテール論が覆る

l         恐竜の首派とロングテール派の対立

l         グーグルとロングテール

 

 

提起された論点と討論の内容

池田君:日本文化とインターネットとの相性の悪さ

阿部君:今の日本はネットでは負けていない、現状について次回やって欲しい。

先生:「電子立国日本凋落のミステリー」の「ミステリー」とは何か? 強制的なネット化、どこが強制的か?

池田君:あんなに発展していた日本が、なぜネット化に遅れたかがミステリーである。ネット化を始めたばかりの企業を買収して、ネット化を図るのが強制的なネット化。

 

川田君:ロングテールが覆るとは限らない。

谷貝君:アマゾンの本の売り上げの半分は、売り上げランク13万タイトル以下から出ている、だからこれから覆る兆候がある。

教員の発言

本を前半、後半に分けるのではなく、できれば1冊のうち重要なものについて、書いて欲しい。

次回、後半の発表の時は、前回の内容の要点を述べてから始めること。

 

特記事項

来週までに各自ゼミ合宿地の案を考えてくる

 

感想/問題点/提案

もっと、議論が活発になるほうが良いと思った。

 

自由カキコミ

そろそろ、インターンシップなど始まるので忙しいです。

 

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 掲載日(自動): 200666