駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール 

科目名: 演習 U

開催日: 20061121日 火曜日

司会者: 池田・渡辺・清水田

欠席者: 阿部 石塚 

日誌記録者: 村田 

次の日誌記録者 阿部

Ver. 06/11/8

全体のテーマ

 宇田川勝、新宅純二郎、橘川武郎『日本の企業間競争』(有斐閣 2000年)

 第1章 家庭用VTR テープ・パッケージ化をめぐる競争フェーズの推移

 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

 報告者名 池田・渡辺・清水田

 各報告の題名と要点 1章 家庭用VTR

l         1の同質的競争局面

l         差別化競争局面

l         2の同質的競争局面

l         家庭用VTR産業における企業間競争

 

提起された論点と討論の内容

 提起された論点 

同質的競争局面においてファースト・ムーバーであったソニーが、松下とビクターの差別化戦略を追従したために、新たな同質的競争が行われたが、差別化競争のままであったのなら、家庭用VTR産業は今ほど発展していただろうか?

 

湯本 差別化競争のままの方が、ライバルがいてより良い物を作れたと思う。

川田 差別化競争を続ければ、他の会社より良いものを作らなければならないので、メーカーの負担が大きい。

清水田 この時代の消費者のニーズは「録画機能」であったため、最初はソニーが苦戦すると思うが、今のレンタルビデオなどの状況を見ると、ソニーも大きなチャンスあったため、今と同程度のレベルのVTR産業の発達はなされたと思う。

 

教員の発言

 次世代のブルーレイとHD-DVDが並存したらどうなるか。どちらかが無くなれば差別化競争は無くなり、同質的競争になる。

 

 中島 どちらの規格でも見られる機械を作ればいい。作らないなら性能、価格面で劣った方がなくなる。

 

 両方見られる機械は高くなる。またソフトを作る方が二つの規格で作らなければならなくなる。

 競争パターンが繰り返し型。

 

特記事項

 1123日 ゼミパーティー

 

感想/問題点/提案

 過去にはVTRとベータの規格競争が行われたが、ブルーレイとHD-DVDの規格競争が今後どう展開していくのか興味がある。

 

ゼミとは限らないなんでもカキコミ

 

===================================================================

 掲載日(自動): 2006125