駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール 

科目名: 演習 I / II / III / B 該当以外を削除

開催日: 2006125日 火曜日

司会者:呉、岡村、中島、村田 

欠席者:清水田、長嶋、村田、谷貝、渡部 

日誌記録者: 川田

次の日誌記録者 中島

Ver. 06/11/8

全体のテーマ

宇田川勝、新宅純二郎、橘川武郎『日本の企業間競争』(有斐閣 2000年)

II部 第9章 スーパーマーケット 環境適応戦略をめぐる明暗

 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

司会:論点提起:岡村、中島

各報告の題名と要点:―ダイエーとイトーヨーカ堂の業務改善―

1.「規模の経済」追求から「スピードの経済」追求へ

2.高度経済成長の体現者ダイエーの明暗

3.イトーヨーカ堂の優位性と業態間「対話」

 

提起された論点と討論の内容

 

1.本章ではダイエーとイトーヨーカ堂の二社が取り上げられているが、近年成長しているイオンはなぜ比較されないのか。

(Dグループ):イオンというのは近年成長してきている会社であり、古い時代の対象としてはあげられない。

湯本:ダイエーとイトーヨーカ堂は昔からある企業で、イオンは近年成長してきた企業でその二社に及ばないから。

池田:ダイエーとイトーヨーカ堂の二社の時代でイオンというスーパーマーケットはどういったものだったのか。

   業界を代表するような会社だったと思うし、ダイエーとイトーヨーカ堂は対照的で比較しやすかった。

まとめ:近年成長してきているので歴史的なものがなく、例として用いるのにイオンは比較材料として取り上げにくかった。

 

2.スーパーマーケットはコンビニエンス・ストアを逆転できるのだろうか。

阿部:しばらくはコンビニを逆転できないと思います。コンビニの強みというのは家の近くにあるということで、スーパーマーケットは品揃えが良くても場所が限られているので、新しいサービスを考えていかないとコンビニは逆転できない。

石塚:最近だと24時間営業のスーパーマーケットはあるけど、コンビニと同じことをしていては勝てないとおもう。コンビニとは違ったスーパーの展開をすればいいと思います。

まとめ:スーパーマーケットはやはりコンビニとは違うことをしていかなければ、コンビニを逆転することはできない。

 

教員の発言

     大学の図書館のデータベースにイオンなどの有価証券報告書が載っています。

     ここでのキーワードは業態間対話。経済のあり方が変わったということで、流通業界の典型的な例としてイトーヨーカ堂をあげ、比較をしたんだと思います。

     業態とはスーパーとコンビニのような同じ業種に含まれるもの。

 

特記事項

 1218()の昼休みにゼミ連総会

 

感想/問題点/提案

     スーパーマーケットは地域ごとに偏っていたりするので、有名だとしても実感がわかない企業もあると思う。

     ダイエーとイトーヨーカ堂以外の企業についてもデータがあれば良かったと思う。

 

ゼミとは限らないなんでもカキコミ

 欠席者が多いですね。

 

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 掲載日(自動): 20061210