ゼ ミ 日 誌 駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール
科目名: 演習 I |
開催日: 2007年12月20日 木曜日 |
司会者: |
欠席者: 市原、木下 |
日誌記録者: 村松 |
次の日誌記録者: |
Ver. 06/11/8
全体のテーマ |
「情報セキュリティを支える三本柱」(172貢)についての各班の発表
報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲 |
情報技術の強化に対する問題点と限界 A班
公権力の規制に対する問題点と限界 B班
情報倫理に対する問題点と限界 D班
「インターネットショッピングによるトラブル」の対策として三本柱を考える C班
提起された論点と討論の内容 |
A班…ウイルス問題に対する情報技術の強化についてどう思うか?
渡辺君…一時間おきに新しいウイルスが出現している事を初めて知った。技術が優れているだけでは限界がある。
尾形さん…強化するのみではなく、そのつど対応出来るようなシステムを考える事が大切。
A班…ウイルスを流した人を特定し、法規制で罰する事が望ましい。
B班…公権力に関してどう思うか?
下条さん…公権力は三本柱の中で一番強いと感じていたが、強いがゆえに他の二つに頼らざるを得ないと感じた。
佐久間君…強化しても現状では厳しいのでは?
尾形さん…法はすぐには制定できない。犯罪に対して法を制定するスピードがついていけないのでは?
B班…新しい法を制定したとしても、その法で対応出来ない犯罪がまた生まれてきてしまう可能性がある。
D班…情報倫理の啓発についてどう考えるか?
佐久間君…人を騙すような事しないというモラルを前提に自分自身を見つめ相手の事を考える事が必要。
下条さん…言っている事は私たちと同じだが、対応の仕方に違いを感じた。
C班…インターネットショッピングによるトラブルについて解決策はあるか?
宮沢君…オンラインショッピング等の場を提供している側がより規制を強める必要がある。
教員の発言 |
A班に対して…これは量と質の問題であり、常に対応する側が後手に回ってしまい限界が生じてしまっているのでは? ウイルスに関して考えられる対策はあるか?
B班に対して…被害者がよほど多数にならない限り法制定の実現は困難である。小額被害にとどまっているがゆえに個人的な対応に任されている現状なのでは?
D班に対して…情報倫理を啓発しても被害を被った人にしか意味をなさないのでは?これは限界と呼ぶべきだろうか?
特記事項 |
感想/問題点/提案 |
やはり難しい議論となった。個人的には三本柱の中では公権力が一番強いと思っていたが、容易に法を制定出来ない、利用者のネット利用に支障をきたす等の問題があがり、改めてこの問題への対応の難しさを痛感した。
来年は今年以上に充実した議論が行えるようになると良いと思います。
コバマサ:すべての班がレジュメにまとめて発表できたことはすばらしかった。またみんなで難しい問題を考えた経験を、これからも生かしてほしいと思います。お疲れさま。
ゼミとは限らないなんでもカキコミ |
一年間お疲れ様でした。
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掲載日(自動): 2008年1月8日