駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール 

科目名: 演習 II

開催日: 2007713日 金曜日

司会者: 小林先生

欠席者:なし 

日誌記録者: 川島

次の日誌記録者:藪木君

Ver. 06/11/8

全体のテーマ

 

文献発表2回目 藪木、山田、三村

 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

藪木君:伊藤洋一『ITとカースト インド・成長の秘密と苦悩』日本経済新聞出版社、2007年 

第4章          インド最下層の現実

第5章          成長攪乱要因としての政治

第6章          それでも成長するインド IT=インド経済の屋台骨=脱カースト的な産業。

 

山田さん:溝上幸伸 『ソフトバンク参戦で変わるケータイ業界勢力図』ぱる出版、2004

1、 激化する第三世代携帯電話の攻防 au、ドコモ、ボーダフォンの比較

2、 2006年は激変の年になる 

3、 ソフトバンク孫正義が狙う通信改革

補足プリント 三社の契約者数(20075月、6月)、新規参入企業三社、ボーダフォンからソフトバンクへ。

 

三村君:夏野剛著 『ケータイの未来』ダイヤモンド社、2006

 2、おサイフケータイによるリアルライフ革命 今後の利益の源泉はiDDCMX

 3、業界志向を捨てマーケット志向へ 地上デジタル放送の本格化→上り回線と番組をどのように組み合わせるか

 

提起された論点と討論の内容

藪木君の発表

辻本君「アウトソーシングの意味を具体的に説明してほしい」

藪木君「僕の意見では、知識を頂くかという意味ではないか」

先生「BPOは受動的、KPOは能動的ということを言いたいのではないか」

 

先生「IT技術とはカースト制度の中でそもそも職業分類はされていなかったのか」

藪木君「そのとおりです。」

 

先生「本の題名に苦悩とあるが、苦悩の方はよくできている。秘密については、アウトソーシングが大きな鍵をにぎっているのではないか」

藪木君「まったくそのとおり。しかしインドのIT業者はどんどん外に出ている。なので、インドにはIT業者が少なくなっている」

 

山田さんの発表

辻本君「補足の方の真ん中の契約者数の台数とシェアが合ってないのではないか」

山田さん「契約者数のうちどれだけ第三世代のケータイを持っているかということである。企業別に書いている」

 

三村君の発表

高橋君「おサイフケータイなどの機能を使ったことはない。使い方もわからないし、決済の音などが恥ずかしい。しかし、今後は使ってみたい」

 

教員の発言

 電子マネーについて

「夏野さんは、ドコモは今後クレジットカード事業に移行することを考えているのではないか。これは手数料でもうけるためだが、ナナコ、Edyなどには勝てない。携帯事業という専門でやっていくべきではないか」

 

特記事項

・ 来週に後期のテキスト決めるので、掲示板のテキスト候補をみておくこと。

・ 書評の書き方について先輩などの例を見ておくように。 

・ 辻本君からゼミ連の連絡。掲示板を見ておくように。

 

感想/問題点/提案

 藪木君はカースト制度とITという難しい題材であったが、上手くまとめられていたと思う。

 山田さんはたくさんの補足資料を使って、上手く説明していた。また、現在の統計数値なども調べていてよかったと思う。

 三村君は要所、要所で、自ら質問をぶつけるなど、聞き手の注意を自分に向けていてよかった。

 

ゼミとは限らないなんでもカキコミ

 藪木君の部分の質問が長い討論になったため、上手くまとめられませんでした。すいません。

 コバマサ:かなりよくフォローされていると思うよ。ご苦労様。

 

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 掲載日(自動): 2007719