ゼ ミ 日 誌 駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール
科目名: 演習 I |
開催日: 2008年10月8日 水曜日 |
司会者: 平山 |
欠席者: 中田 |
日誌記録者: 高橋 |
次の日誌記録者: 鳥羽 |
Ver. 06/11/8
全体のテーマ |
情報教育研究会編『インターネットの光と影 Ver.3』北大路書房、2006年
第3章 インターネットと生活
報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲 |
報告者名:塩見(レジュメ作成)、鳥羽(発表)、平山(司会)
報告の題名と要点
3.1 生活と携帯電話
3.2 情報社会と交通機関
3.3 ブロードバンド通信の普及と利用
3.4 電子政府
3.5 電子図書館・電子美術館
3.6 電子書籍
3.7 電子医療
3.8 情報と福祉
提起された論点と討論の内容 |
論点:Web上やCD‐ROMを介して見る電子博物館や電子美術館などは本当に必要なものなのか、是非を問う。
A:(必要ない) 「博物館や美術館は実際や本物を見て感動を覚えるものであって、電子化してディスプレイする必要はあるのだろうか?」
B:( 〃 ) 「本物にまさる物はない。実際に美術館に行って見て感動した方が良い。」
C:(A班に質問)「どういう人がこのような電子化を必要としているのか?」
A班:(C氏に返答)「お年寄りの方には家に居ながら美術品を鑑賞できるメリットがある。」
D:(必要である)「タダで美術品を鑑賞できるのであれば需要はあるかもしれない。美術館の宣伝効果も期待できる。」
E:( 〃 )「お年寄りだけでなく、直接行かなくても学習ができ鑑賞が可能なため、小学校の教材など若い人にも十分需要は見込まれる。」
F:( 〃 )「画質も良く、いろいろな角度で展示物と見られるため、あっても良いと思う。」
↓ (皆で実際に鑑賞してみると、実際に見るとあっても良いという意見が多く出る)
G氏:(必要ない)「現状の電子美術館ではこの程度。実際に行って鑑賞したい。」
H氏:(必要である)「電子博物館ならば、すぐに気になった情報を調べられるメリットがある。」
↓ (賛否両論が出てA班のまとめへ)
A班:(まとめ)「電子美術館で思うことは人それぞれ。電子美術館が必要とする人もいれば、必要としない者もいる。」
教員の発言 |
l 「各班は論点を決めて用意して来なくてはいけない。今度の班はきちんと論点を決めてくること。」
(まとめ)
l 「本物の迫力を見た時の感動を忘れてはいけない。(大英博物館を例に)」
l 「実際に美術館で公開されるのはごく一部であり、電子美術館では未公開の収蔵品も広く公開されることがある。」
l 「本物を鑑賞するために、電子美術館を利用して情報収集が可能である。」
l 「修復期間中は鑑賞できないので、電子美術館を通して鑑賞することが出来る。」
特記事項 |
感想/問題点/提案 |
野球やサッカーを無料のテレビでも楽しめるが、実際に高いお金を出して球場やスタジアムになぜ足を運ぶのか?と同じ議論だと思う。テレビで観戦できるのであれば実際に行く必要もないという人もいれば、実際に行って臨場感や迫力を感じたいという人もいる。私は、実際に行って臨場感や迫力、感動を覚えたいという人間だが。
東京ドームや東京国立競技場、東京国立博物館などが近くにあるためすぐに行くことが出来る。東京は実に恵まれた地域だ。今回の議論で思ったことは、東京に住んでいる人の視点であると感じたことである。北海道や地方の田舎、車椅子でなかなか美術館や博物館に行けない人などの事情も考えなければいけない。実際に電子美術館を必要ないと答えた人は、東京という便利な地域に住み健常者の視点で見ているのではないか? 議論をする場合、自分の観点だけではなく「どの立場から物事を見て」論ずるかが重要となると思う。
また、学校の教科書で見た歴史的な建造物や美術品などを大人になって本物を見に行く夢があっても良いのではないかと思った。
ゼミとは限らないなんでもカキコミ |
実際ゼミ日誌をつけてみて人の意見を聞くということがいかに難しく、また大切なものなのかを認識させられました。また、人の意見を聞いてメモを取るということは、家に帰って頭の整理が出来るという点でとても良かった。
論点と討論の内容においては発言の内容を忠実に再現し、日誌記録者は中立的な観点で書くことを目標にしました。
バイト終わりのくたくたな状況です。ゼミ日誌が上手くまとまっていることを願っています。
コバマサ:初回のゼミ日誌だったので楽しみにしていましたが、臨場感あふれる内容で、しかも中立な視点と、自分の感想とを区別して書かれているところなどとっても「ぐぅーー(満点)」です。
なお、報告の題名と要点は、短くしておきましたので悪しからず。
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掲載日(自動): 2008年10月15日