駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール 

科目名: 演習 I

開催日: 20081022日 水曜日

司会者: 鈴木

欠席者: 伊藤 中田

日誌記録者: 鳥羽

次の日誌記録者: 吉成

Ver. 06/11/8

全体のテーマ

 情報教育研究会編『インターネットの光と影 Ver.3』北大路書房 2006

    4章 インターネットとビジネス

 

報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲

 報告者名 司会→鈴木、発表→吉成、レジュメ作成→菊池・鈴木・野神・吉成 

 

 報告の題名と要点

  4.1 インターネットビジネス

  4.2 電子商取引

  4.3 インターネットショッピング

  4.4 売買トラブル

  4.5 マルチ商法

  4.6 電子マネー

 

提起された論点と討論の内容

論点 1.インターネットビジネスの進展が現存のビジネスにどう影響を与えているか? またどう発展するか?

 まず、論点と多少ずれた、「チケットなどの転売に関する問題」が議論された。

 B班「今あるビジネスにどう影響しているのか?またどのように発展するか?」

 平山「自分の足で店に行かずに買えるのだから既存の商店の利益は減る。店のネット使用状況が利益に影響する。」

 山梨「どんどん発展するが、店によってはネットを使いこなせずに潰れてしまうところも。」

 B班「ユビキタス社会の到来とともに様々な商品に電子チップがつく。そして店舗がなくなり、今まで以上にインターネットショッピングが生活に密着する。」

大勢の意見として「今あるビジネスはなくなってしまうのでは」ということだった。

 

論点 2.電子マネーの需要は今後増えるか? その中でどのようなメリット・デメリットがあるか?

はじめに教員から、「プリペイド型電子マネー概要、利用一覧」という資料が配付され紹介された。

芳賀「増えるのは確実だが、発行する会社が多い。携帯の機能で一つにまとめるのか、複数持つのか。」

B班「全部の会社で統一すれば増えるのか?しかしそれは可能なのか?」

高橋「統一すればそれがいわゆるブランドのようなものになり需要も増えるのでは?」

勝呂「統一化できるなら増えるだろう。しかしシステムの関係上なかなか難しい。」

山梨「他企業との差別化ができなくなる。」

勝呂「(資料を見て)思ったより普及しているが、持っているだけで使ってない人が多いのでは?普及はするが需要は増えないのでは」

芳賀「物を買うための手段だから統一化せずに自分がいかに上手電子マネーを利用するかだと思う。」

 

教員の発言

 「電子マネーの統一ができるかはとても重要な論点。現状では、色々な場所で使いたい人は携帯の機能を使うことになる。」

 「電子マネーのデメリットは失くした時。」

 「統一化をはたして使用者は望んでいるのか。そしてそれは可能なのか?」

 「皆が電子マネーで金銭を前払いして溜められたお金に対する見返りは十分あるのか?」

 「マネーは匿名性があるが、プリペイド式ICカード電子マネーは購買履歴を見ることができるし、どこでも使えるわけではないのでマネーとは言えないものだ。」

 

特記事項

 

感想/問題点/提案

 インターネットビジネスの到来によって閉店に追い込まれる企業もあるだろうが、逆にそれを好機ととらえ上手くやっていくことも可能なのではないのか。しかしそこにもまたデメリットはあるに違いない。

 電子マネーの需要はますます伸びることであろう。統一化されたらとても便利であるに違いない。しかし、されないのであるなら企業間での競争も増してくるように思う。

 聞いたところによると某企業が、CMに白い犬を起用している企業と提携し日本初の電子マネーを作ったそうだ。今のところ池袋にあるほぼすべてのお店でそのカードを提示するだけでポイントが5パーセントも付くという。ますます競争が激化しそうである。

 

ゼミとは限らないなんでもカキコミ

 人の意見を聞いてノートに書く作業はけっこう大変。討論の内容をまとめて打つのも意外に大変だった。発表中に意見を言っている余裕はなかった。

 

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 掲載日(自動): 20081026