ゼ ミ
日 誌 駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール
科目名: 演習 T |
開催日: 2008年10月29日 水曜日 |
司会者: 中田 |
欠席者: 無し |
日誌記録者: 吉成 |
次の日誌記録者: 中田 |
Ver. 06/11/8
全体のテーマ |
情報教育研究会編『インターネットの光と影 Ver.3』北大路書房 2006年
第5章 インターネットと教育
報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲 |
報告者名
司会→中田、発表→伊藤、レジュメ作成→勝呂、山梨
報告の要点
5.1 インターネットの教育利用
5.2 インターネットとリテラシー
5.3 メディアリテラシー
5.4 サイバースクール
5.5 高等教育におけるeラーニング
5.6 有害情報
5.7 教育データベース
提起された論点と討論の内容 |
注:日誌記録者が遅刻したため論点1の途中からの内容となります。本当にすいません(>_<)
論点1 小中学校における教育でインターネットを利用することによって起こるメリット・デメリットとは?
T氏:(デメ)「@小中学生がネットに存在するものについて、有害かどうかを判断できるかわからない。A本で調べることの大切さを学べない。」
K氏:(メリ)「インターネットでは物事の入口を調べやすい。」
C班:(デメ)「@本を活用すると、答えを得るまでの過程も学べる。Aネットの情報は信憑性が薄い。」
N氏:(メリ)「今後、社会でネットを使う機会が増える。早いうちから学べばネットの使い方を学べる。」
まとめ
メリット
@ 素早くある程度の情報が得られる
A 早いうちからやれば身に付く
デメリット
@ 家にこもっての学習になる恐れがある
A 本で調べることが減る
B 小中学生では情報の真偽をきちんと見分けられない
C 簡単に答えが見つかり、過程が抜ける
論点2 従来の学校教育とサイバースクールを比較し、それぞれのメリット・デメリットについて。
S氏:(メリ)「いじめなどによって不登校になった生徒が学校に行かなくても学べる。」
(デメ)「学校教育は勉強以外にも学ぶことがある。(コミュニケーション能力等)」
I氏:(メリ)「時間と空間の制限がない。」
K氏:(デメ)「@サイバースクールでは質問の答えがすぐに聞けず、また文字による質問のため先生側に質問の意図が伝わらないのでは?Aモニター越しでは意欲が出ない。」
K氏:別視点「学校教育では生徒の間で授業の理解度に差が出る。(学校教育の問題)」
T氏:(メリ)「いじめをした側が授業を受け、された側は不登校等で授業を受けられないのは理不尽である。(サイバースクールによって学べる環境に)」
(デメ)「不登校者にはITによる対策で大丈夫だという過信が生まれる恐れがある。 社会に復帰できる対策も必要。」
まとめ
メリット
@ 不登校者も学習できる
A コミュニケーション能力が身に付く
デメリット
@ 勉強以外に学校で学べることが学べない(メリットAなど)
A 先生側とのコミュニケーションに障害がある
B 社会復帰に否定的になる人もいるかもしれない
教員の発言 |
論点1について 本は重いし扱いが不便な場合がある。そのため膨大な情報があるネットを活用することも大事である。しかし「本」と「ネット」では情報に対する責任が違う(出版社等の校正やチェックが入るため)。ネットは情報元が明確でないため、ネットのみに頼るのは危険である。
特記事項 |
感想/問題点/提案 |
今後のネット社会を考えると、ネット利用の低年齢化はますます進むと感じた。小中学校での利用も盛んになっていくだろう。
しかしそれによる問題点も山積するのは確実だと考えられる。いかにしてネチケットを学習させるか。モラルというものを理解させるのか。ネットの悪い面を教えるのか。そういった学習も必要といえるだろう。また「本」をいかにネットと組み合わせて活用するかも、重要だと感じた。
サイバースクールに関しても、現代ならではのものと言えるだろう。近年問題の不登校や引きこもり、また芸能活動等などで登校できない生徒を対象とした新しい学校。その需要はネット社会の発展とともに増えていくのかもしれない。しかし一番いいのは既存の学校での勉強だけでなく、親友と呼べる友を見つけたり、先輩後輩との上下関係を体験したりすることだと私は考える。情報化社会というドライな社会だけでなく、温かみのある人間社会との関わりも重要だと感じた。
ゼミとは限らないなんでもカキコミ |
遅刻して本当にすいませんでした。内容を把握しないまま意見を書き取るのは、なかなか大変なものでした。また議論が白熱すると意見が多く交わされるので、なお大変でした。ゼミ日誌係は人の意見に深くかかわるので、論点等にも考えさせられるものがありました。次の担当者も大変ですが頑張ってほしいです(笑)。
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掲載日(自動): 2008年11月4日