ゼ ミ 日 誌 駒澤大学 経済学部 小林ゼミナール
科目名: 演習II |
開催日: 2008年12月18日 木曜日 |
司会者: 下条 |
欠席者: なし |
日誌記録者: 渡辺 |
次の日誌記録者: |
Ver. 06/11/8
全体のテーマ |
三菱総合研究所 産業・市場戦略研究本部編 『日本産業読本 第8版』東洋経済新報社、2006年
第V部 日本産業の戦略課題 第9章 グローバル化
報告者名、各報告の題名と要点/分担の範囲 |
C班 下条(司会・論点)、尾形(概要・考察)、小関(概要・考察)
第9章 グローバル化
第1節 産業の空洞化を越える経営
第2節 BRICsの潜在成長性
第3節 いわゆる「二〇〇八年」「二〇一〇年」後の中国市場の注目点
提起された論点と討論の内容 |
論点「国内産業の空洞化の問題があげられているが、今まで通り国際分業を進めていくべきか、それとも比較劣位産業も国内で保護し発展させるべきか」
意見「日本は汎用品を作るのは難しい。だから産業の空洞化は仕方ない。比較劣位産業よりも優位産業に焦点をあてたほうがよいと思う。」
意見「日本にあった政策をとるべき。劣位産業に関しては大量生産というよりもブランド力をつけていって付加価値製品を作ることが大切。」
意見「国際分業はこのまま進んでしまうと思う。だから新しい技術による企画・開発をどんどんしていくべきだ。」
論点(追加)「比較劣位産業の代表的な産業である繊維産業はどうしたらよいと思うか。」
意見「繊維産業もすでに国際分業が進んでいると思う。やはり付加価値製品によるブランド力勝負が必要。また継承問題などの人材面での援助が大切になっていくと思う。」
まとめ「テレビなどの家電産業は、日本国内で技術競争して海外で作るという国際分業は仕方がないので、とめるのではなく進めていくべき。比較劣位産業は、保護していき付加価値をつけてブランド力をつけていくべきだ。」
教員の発言 |
・ 日本にとっては、BRICsは国際分業に関してでもあり市場でもある。
・ この本でも特別に中国が取り上げられているが、今後日本にとって重要な関係にある。また中国からの留学生が来て日本語教育が積極的。
・ ソニーは家電メーカーとして生き残っていけるか。
→アメリカには家電メーカーはない。日本のIBMもパソコン革命によって今ではソフトウェアで生き残っている。事業転換が迫られるときがくる。
・ 将来の重要な産業に関して長い目で保護・育成することが重要。またグローバルな人材育成が必要。
特記事項 |
感想/問題点/提案 |
今回の発表をきいてBRICsの重要性というものを改めて感じさせるもので特に昔から日本と関係の深い中国はこれからもっと密接になると思うし目が離せないと思った。また、グローバルな人材という部分でそのための教育が大事になると感じた。
コバマサ:今年最後のゼミ日誌、ご苦労様でした。しっかりとしたまとめになっています。
ゼミとは限らないなんでもカキコミ |
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掲載日(自動): 2009年1月21日